ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
レビュー

12年目の「サクラ大戦」ファンに贈る、歴代ヒロイン総出演の超豪華ドラマを満喫せよ!「ドラマチックダンジョン サクラ大戦 君あるがため」レビュー(2/3 ページ)

久々に姿を現した「サクラ大戦」シリーズ最新作は、これまでとは大きく路線を変更した「ドラマチックダンジョンRPG」。最初は「また安直な……」と警戒心丸出しの筆者だったのだが、実際に遊んでみて、その考えを180度改めるに至った。これまでシリーズを支え続けてきた“ごほうび”として、12年目のシリーズファンにこそ遊んでもらいたい作品だ。

PC用表示 関連情報
advertisement

違和感なく融合している「サクラ大戦」要素の数々

 これ以外にも、ダンジョンの合間に挿入され、隊員たちとのイベントやストーリーを楽しむことができるアトベンチャーパートや、あちこちで発生する「LIPS」など、「サクラ大戦」ならではの要素はしっかり盛り込まれている。

 アドベンチャーパートでは、連れていく仲間や、持っていくアイテムの管理のほか、劇場や街のあちこちへ出かけることができる「見まわり」が重要な要素となる。訪れた場所によってアイテムが手に入ったり、隊員たちとのさまざまなイベントが発生したりするので、出かける前には忘れずに行っておこう。イベントによっては、隊員からの信頼度が上がったり、レアなアイテムが手に入る「クエストダンジョン」が出現したりすることもある。

画像 作戦指令室で、ダンジョンに連れていく仲間を選ぼう
画像 武器防具の強化など、さまざまなイベントが発生する「見まわり」
画像 見まわり中に、隊員たちからさまざまなクエストをお願いされることも

 また、シリーズファンにはおなじみの、時間制限付き選択肢「LIPS(Live&Interactive Picture System)」は本作でももちろん健在。アドベンチャーパートでの会話中はもちろん、ワナを踏んだ時などにもLIPSが発生するのには思わず「そうきたか」と感心してしまった。うっかりワナに引っかかっても、案外「全体重を乗せて踏み抜く」なんて選択肢で回避できたりするので、最後まであきらめないように。まあ、最終的には運任せなので除々にマンネリにはなってくるものの、そのころにはきっと仲間が「ワナ発見」を覚えていることだろう。

 通常の2択・3択以外にも、指定された文字を順番にタッチする「タッチLIPS」や、くるくる回転する絵柄を揃える「スロットLIPS」など、新しいパターンのLIPSも用意されている。ちなみにシリーズお約束の「体が勝手に……」は今回タッチLIPSとなっているので、見まわりの際にはいつLIPSが発生してもいいよう、前もってタッチペンを取り出しておこう(笑)。

画像 突然発生する「LIPS」。素速く、かつ的確な判断が求められる
画像 ワナを踏んでもLIPS発生。正しい選択をすれば回避可能だ
画像 新登場の「タッチLIPS」。制限時間はかなり短いが、落ち着いて!

 ほかにも、ある条件を満たすことで、帝劇三人娘をはじめとするサブキャラクターたちもダンジョンに連れていけるようになったり、倉庫の管理人をあの“薔薇組”が担当していたりと、ファンなら思わずニヤリとできるサービスが満載。シリーズを知っていればいるほど、「ここはこうきたか」と、小さなネタを探して楽しめるはずだ。

画像 「シレン」においての“杖”は今回、“紅蘭の発明品”という扱い
画像 ピンチの仲間に対し、大神の「かばう」が発動!
画像 意外にファンが多い(?)“薔薇組”メンバーももちろん登場

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る