ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

新しくもどこか懐かしい、「バンガイオー魂」のサウンドロード機能を試してみた日々是遊戯

自分で作ったマップを“音”で配信できる――!? DS「バンガイオー魂」に搭載されている「サウンドロード」機能がユニークだ。このデジタル時代に、なんというアナログな……と思いつつ、さっそくこの最新(?)機能を試してみたぞ。

PC用表示 関連情報
advertisement

デジタル技術ってすごいんだな、とあらためて実感

 メガドライブ時代からのトレジャーファンとしては、およそ8年ぶりという復活を喜ばざるを得ない、ニンテンドーDS「バンガイオー魂」。ホントはゲーム内容についても紹介したいのだが、ここで語りだすといくらスペースがあっても足りないので省略(詳細はこちら)。今日の本題は、DS版で新しく搭載された「サウンドロード」機能だ。

 かいつまんで要点だけ説明すると、要するに「エディットモードで作ったステージを、“音”で配信できる」というもの。確かにただの音なら、ネットで配信したりメールで送ったりと使い方は自由自在。そもそも昔のゲームプログラムなんかは、テープレコーダーにデータを“録音”して販売していたりしたわけで――。いやいや、とは言えまさかこのデジタル時代に、今さらそんな機能を掘り出してくるあたりは、さすがトレジャーというべきか。

 さっそくだが実際に試してみた。まずは音声ケーブルでDSのヘッドフォン端子とPCのマイク端子を接続し、エディットデータを録音。ソフトはWindows標準の「サウンドレコーダー」を使用し、とりあえず「bangai-o_otameshi.wav」というファイルを作成してみる。今回はちょっとビットレートをケチらせていただいたが、できたファイルは約130KBとそこそこ小さくおさまった。これくらいなら、MP3などに圧縮しなくても充分やりとりできるサイズだろう。

 これを今度はDSに読み込んでみる。PCにヘッドフォンを接続し、これをDSのマイク部分に密着させて、先ほどのファイルを再生。最初のうちは再生ボリュームや密着具合の加減がうまくいかず、「音が大きいです」、「もっと静かな環境で実行してください」などと怒られてしまったものの、何度か試すうちにコツをつかみ、ようやくロードに成功した。うーん、このデリケートっぷりがいかにも前時代的でたまりませんな。ちなみにヘッドフォンを使わず、PCのスピーカーに直接DS本体を密着させてみたり、また携帯電話のボイスメモ機能を使ってデータを録音してみたが、やはりマニュアルどおりの方法で録音・再生を行わないとうまくいかない様子。原理的にはただの“音”なので、録音・再生ができれば問題ないはずなのだが……ノイズや雑音に弱いところは、やはりアナログの宿命なのか。

 ともあれ、ちゃんとセーブ&ロードができることはこれで実証されました。ちなみに、今回お試しで作ったデータが、「バンガイオー魂」の公式サイトで追加マップとして配信されるとのこと。体験してみたい人はそちらでの配信を待たれたし!

(C)TREASURE/ESP 2008


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る