桃鉄20周年――なので「桃太郎電鉄 20周年」を発売します(1/2 ページ)
ハドソンから発売されている「桃太郎電鉄」シリーズが、今年で登場から20周年となるのを記念して、ニンテンドーDSソフト「桃太郎電鉄 20周年」が発売されることが決定。CMキャラクターとしては陣内智則さんと若槻千夏さんが起用される。
Wi-Fiによる全国オンライン対戦も
ニンテンドーDSソフト「桃太郎電鉄 20周年」は、同シリーズが今年で20周年となるのを記念して作られるタイトルで、発売は2008年12月を予定している。本日4月2日には、都内の会場で発表会が開催された。
本作はシリーズの集大成としてさまざまな新要素を追加。キャラクターやマップなどのグラフィックが3Dになっているほか、電車の移動や物件購入、サイコロを振るといった動作までタッチペンで行えるようになっている。また、ニンテンドーWi-Fiコネクションに対応しており、シリーズ初の通信対戦が可能に。遠くに離れている友達とプレイできる以外にも、見知らぬ誰かとの対戦も楽しめるとのことだ。
なお新キャラクターとして「ロシアンボンビー」が登場するとのこと。どのような凶悪さを持つキャラクターなのかは、まだ明らかにされなかった。加えて坂本龍馬など、歴史上の人物が多数登場することになるようだ。
ハドソンの執行役員副社長である石塚通弘氏は「『桃太郎電鉄 20周年』以外にも、ケータイコンテンツとして6タイトルを配信しているが、今年は2タイトル追加する。『桃太郎電鉄』シリーズはハドソンの柱だが、2000万台売れているニンテンドーDSに新作を投入することで、新たなユーザーに楽しんでもらいたい」と本作についての期待を寄せる。今年はこのほか、すでに発売されている音楽CD「歌合戦〜桃太郎電鉄20周年記念アルバム〜」(関連記事参照)を含めた、CDやDVDなどのメディアミックス展開も実施されることになっている。
シリーズのゲーム監督であるさくまあきら氏は「三日坊主という言葉はわたしのためにあると思っていたのだが、まさか20周年を迎えるとは思わなかった」と率直な気持ちを語りつつ、「これもすべて、あそこを直して欲しいと言ってくれたお客さんがあってのこと。これからもお客さんあっての桃鉄を作っていきたい」とスピーチ。キャラクターデザインを担当する土井孝幸氏は、いまちょうど「桃太郎電鉄 20周年」の仕事をしている最中だとのことだが、「20年もやると、いろいろなところからお菓子を作らないかとか、グッズを出さないかといった話が来るようになるが、長く続けるというのはそういうことかと感じている」とコメントした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.