過酷な現実が広がる、ドミニオンの世界:「エミル・クロニクル・オンライン」インタビュー(1/2 ページ)
MMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」の新大型アップデートSAGA8「戦歌の大地」が、5月1日に配信されることが決定した。今回はアップデート配信に先立って同社の水落貴嗣氏と平原智子氏に、今後の「エミル・クロニクル・オンライン」の展開についてお話を聞いてきた。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営するMMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」(以下、ECO)は、仲間との絆をテーマにしたハートフルな世界観の作品で、個性あふれる装備品で着飾れるなど、かわいらしいキャラクターが人気だ。SAGA8では、その「ECO」にPvPが実装されるとのことで、本作が今後どのように進化していくのか、ユーザーにとってはとても気になるところだろう。そこで、SAGA8の実装される要素と、SAGA8以降の展開について、制作を担当するガンホー・オンライン・エンターテイメントの水落貴嗣氏と、宣伝を担当する平原智子氏にお話を聞を聞いてきたので、その内容をお届けしよう。
SAGA8によって「ECO」はどう進化するのか
――さっそくですが、SAGA8で追加される内容についてお聞かせください。
水落貴嗣氏(以下、敬称略) 大きな要素がいくつも追加予定なのですが、1番の目玉はドミニオンの世界が追加されるということですね。ドミニオンの種族(悪魔族)自体はすでに実装されているのですが、その種族の世界についてはあまり触れられてきませんでした。今回初めて実装されることになります。
ドミニオンの世界は、謎の“第4の種族”に侵攻されていて、ずっと交戦状態が続いています。ちなみに、エミルの世界にも昔、第4の種族が来て戦争があったんですよ。その戦いは終結し、復興したのが今のエミルの世界なんです。
平原智子氏(以下、敬称略) エミルとの戦争後、第4の種族がどこに行ったなどのエピソードは、これから語られる予定です。
――第4の種族はゲーム中にすでに登場しているのですか?
水落 すでにゲーム内には登場していますが、あえてそれが第4の種族だとは言ってません。あまり大きな声では言えませんが、光の塔にいるあのモンスターがあやしいかなと……(笑)。
――ドミニオンの世界について教えてください。
水落 ドミニオンの世界というのは戦争がずっと続いている過酷な世界なんですね。子どもたちが生きていくのも、ちょっと厳しい状態なんです。なので、ドミニオンの小さい子たちはエミルの世界に修行を兼ね、ある程度戦闘が行えるようになるまで避難しているのです。現在、プレイヤーのみなさんが育てているドミニオンのキャラは修業中で、SAGA8でいよいよ故郷に戻れるということになりますね。
――ドミニオンの世界に行くためにはどうすればいいのですか?
水落 ドミニオンの世界へは、光の塔から行くことができます。ただしその際、次元転生をすることになります。次元転生をすると、キャラクターのジョブや見た目、所持アイテムはそのままで、レベルが1に戻ります。新しくプレイされる方でも、ベテランプレイヤーと一緒に冒険ができるので、新たな出会いもあるのではないでしょうか。
平原 エミルの世界とドミニオンの世界では、レベルやステータスなどの能力、獲得経験値などが別途に設定されると考えてもらうとわかりやすいと思います。エミルの世界に戻れば、エミルの世界でのレベルに変わりますし、そのあとドミニオンの世界に行けば、ドミニオンの世界でのレベルに変わるのです。
水落 レベル1から始まるのでスタート地点は同じですが、スキルやアイテムの持ち込みはできるので、強いスキルやアイテムを持っている分、長く「ECO」をプレイされている方は多少有利だと思います。
平原 高レベルの方はドミニオンの世界に行く際は注意が必要なんです。高いレベルの場合、いろいろ物を持てる状態だと思うんですが、ドミニオンの世界に行ってしまうとレベルが下がって装備が外れてしまったり、アイテムが重くていきなり動けないという状況になってしまうので(笑)。
水落 必ず荷物整理をしてからドミニオンの世界に出かけるようにしてください。
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