正式サービスは4月24日から――「北斗の拳ONLINE」(2/4 ページ)
ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営する「北斗の拳ONLINE」の発表会を開催。正式サービスを4月24日午後3時から開始するとともに、ゲーム内通貨「ジュドル」を用いた新取引システムを導入することが発表された。
「ケンシロウ風衣装」など、各キャラクターの衣装を課金アイテムとして販売
「プレミアムアイテム」(課金アイテム)として用意されるのは、「ケンシロウ風衣装」や「ラオウ風衣装」「ジャギ風衣装」「トキ風衣装」「シン風衣装」「レイ風衣装」「マミヤ風衣装」「GOLAN軍衣装」といった、登場キャラクターになりきれる衣装のほか、男性・女性用のオリジナルデザイン衣装をそれぞれ14セット、道化師の衣装など、男女兼用のユニセックス衣装が5セット登場する。なお、変更できるのは衣装のみで、顔は初期設定時に選んだままとなるので注意しよう。
衣装のほかにも、バイクやバギーが正式サービスから実装される。バイクは4パーツに分かれていて、カスタマイズなども今後可能になるとか。バギーも最初は1人乗りだが、いずれは改造で複数乗車が可能になるようにするそうだ。
このほかのプレミアムアイテムとしては、経験値アップやドロップアップ、奥義ポイントアップといったMMORPGによくあるアイテムは準備されるとのことだ。弓やボウガン、ライフルも課金アイテムとして用意される。また、ネットカフェ専用のアイテムとして「『スペードの眼帯』や『チグリスマスク』など、あまり偏らない程度に、『ちょっとネットカフェに行っちゃうな』と思えるようなアイテムをそろえる」(小島氏)とのことだ。
世界観を壊さない取引を実現するために――「ジュドルシステム」
「北斗の拳ONLINE」では、ゲーム用のECショップとして「ジュドルショップ」が用意される。ここでは「10ジュドル(JD)=100円」として換金され、ゲーム内や公式サイト、ガンホーゲームズからアクセス可能となる。
なお、「ジュドル」を利用した取引のシステム「ジュドルシステム」も本日公開された。「北斗の拳」の世界では、お金はまったく意味をなさないため、物々交換で世界が成り立っている。ただしこのままのシステムだと、個人商店などで取引しようとした時に煩雑になるし、ものの価値が分かりにくい、と小島氏。このため独自の「仮想通貨売買管理システム」としてジュドルシステムを開発したそうだ。
ジュドルシステムを通じた取引だが、アイテムを売りたいユーザーはまず個人商店を開き、ジュドルでの売価を設定することになる。このときにはシステム側で、アイテムそれぞれの単価が相場に応じて決められており、選択する範囲の中でのみ、売価が設定できる。この価格で取引が成立すれば、個人商店を開いた人にジュドルが入ってくる仕組みとなる。設定価格は相場に応じて変化するので、ニーズが多ければ価格は上がるし、ニーズが少なければ価格は下がることになるという。
なお、手に入れたジュドルは、ジュドルショップで換金したものと同じ価値なので、有料アイテムの購入にも使うことができる。お金を払ってアイテムを買うのもいいし、頑張ってゲーム内でアイテムを稼いで、それをジュドルに変えてほかのアイテムを購入するという両方の仕組みが使えるわけだ。
つまり実際の運用方法としては、以下のように分けられる。
- 物々交換でのユーザー間取引
- 個人商店によるユーザー間取引
- 個人商店を開き、ジュドルを利用して売買(ジュドルシステム)
「ジュドルシステムはアイテム取引のトラブルや、RMTからユーザーを守るのが目的」と語るのは、本作のディレクターであり、このシステムの開発に携わった谷川ハジメ氏。ちなみにこのシステムについては特許庁に出願したとのことだ。
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