ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
インタビュー

MMORPGらしさ、仲間と一緒に遊ぶワクワク感を重視した「風林火山」体験プレイリポート(2/2 ページ)

エムゲームジャパンが運営する、MMORPG「風林火山」のオープンβテストが7月11日から開始された。ひと足先に同社内で実施された、複数メディアによる体験プレイに参加してきたので、その内容をお伝えしよう。

PC用表示 関連情報
advertisement
前のページへ |       

新マップと召喚獣

 6月27日に行われたプレオープンβテストでは、新マップを始めとする、いくつかの新要素が導入された。すでに公式サイトでも紹介されているが、7月11日からのオープンβテストで初めて風林火山に参加しようと思っている読者のために、新要素の一部をお見せしよう。

 新マップは「火山」と「雪原」というまったく違う景色が隣り合わせに存在。どちらも紛争地域にあたるため、敵対勢力とのPvPが可能なエリアだ。どちらも推奨レベルは40以上となっている。



 プレオープンβテストで追加された召喚獣は、戦闘型には「獅子」と「鷲」、支援型に「幼竜」の3種類である。この他、騎乗可能な召喚獣もおり、型が異なる召喚獣は同時に呼び出すことも可能だ。専用の回復アイテムや固有の扇も実装され、育成する楽しみも増えている。召喚獣はプレイヤーと行動をともにすることで経験値を取得しレベルアップ、成長していく。もちろん戦闘不能になればデスペナルティもあるので、注意が必要だ。どうしても育成が難しい場合には、ゲーム内のクエストを遂行し、報告する際に召喚獣を呼び出しておくと、一緒に経験値を入手できる。

騎乗しているのは既存召喚獣の「虎」で、右側が新召喚獣の「獅子」左側が「幼竜」
こちらは戦闘型の新召喚獣「鷲」。恥ずかしい名前がついているのは見なかったことにしてほしい


「風林火山」の企画・運営担当の軸丸高志氏(右)と、マーケティング室の堀口陽平氏(左)

 テストプレイ終了後には、正式サービス以降のアップデートスケジュール、今後の方向性に関して、エムゲームジャパンで「風林火山」の企画・運営を担当している軸丸高志氏にお話をうかがえた。

 軸丸氏は風林火山というMMORPGタイトルを、目新しさや斬新なシステムが売りのタイトルではないと断った上で、「MMORPGらしさ」を重視し、プレイヤーが皆で一緒に遊ぶワクワク感を大切にしていきたいと述べた。そのために運営側のスタンスとして、ユーザー間コミュニティを深めることに重点を置き、団(ギルド)のための掲示板をゲーム内に設置して、団員募集のメッセージ、団のアピールなどが行える予定だ。また、ある程度キャラクター付けをした各クラスのGMはキャラ名を公開し、GMによるイベント実施と公式サイト上でのイベントカレンダーの更新なども企画されている。また、軸丸氏は「既に弊社でサービスが開始されている他のMMORPGにはなかった、ユーザー間でのコミュニティ促進を行うために、スタッフの発想・意識から変えたい。GMとユーザーではなく、ユーザーとユーザーの距離を縮め、繋げていく」と述べた。

 日本オリジナルのアップデートについては、世界に散らばった“力”を集めていくといった冒険コレクション要素が予定されているそうだが、力というものがどういう形で導入されるのかといった細かい部分は全く未定とのこと。また、韓国では武狭要素が強い風林火山も、日本ではあまり受け入れられないこと、エムゲームでは既に「熱血江湖」や「英雄」といったズバリ武狭ものタイトルが存在することもあり、ストーリーおよびゲーム内のクエストは、日本向けに大幅にリライトされている。日本向けにアレンジを加え、オリエンタルファンタジーという位置づけになるとのことだ。

 二大勢力という形でRvRの要素も持ち合わせている風林火山。オープンβテストではその一部として、レベル40以上のマップが常時PvP可能なエリアになる。PvPのメリットは勝てばポイントが獲得できるのだが、このポイントを何に交換できるかは未定だ……。今後は攻城戦(ギルド単位での参加)、数に限りがある団専用のアジトを巡る戦い、2つの勢力がぶつかる「勢力戦」と「領土戦」などが予定されている。

 気になるオープンβテスト開始時のコンテンツについては、プレオープンβテストとあまり変わらないとこのと。ただしユーザーから要望の強かった、WASD方式の移動については改善がなされている。また、正式サービスは現在のところ未定で、遅くとも秋ごろまでには開始したいという回答であった。

 第2次クローズドβテストが実施されたのは、3月27日から4月6日にかけてと、オープンβテストまでだいぶ間があいた点について軸丸氏は 「クローズドβテストから、ユーザーの皆様をお待たせしてしまいましたが、待ってて良かったと思えるクオリティになっている。ぜひ風林火山を楽しんでもらいたい」と語ってくれた。

(C)2008 MGAME JAPAN Corp.


前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る