コ・フェスタ2008記者発表会を開催
今年で2回目となる「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」の記者発表会が開催された。今年は、メインキャラクターを役所広司さん、イメージキャラクターを杏さんが務める。
昨年に引き続き実施される「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」(コ・フェスタ2008)。9月30日より開催される「CEATEC JAPAN 2008」から始まる15のオフィシャルイベントと、9のパートナーイベントで構成される(関連記事参照)。
コ・フェスタ実行委員会 副委員長の依田巽氏は「コンテンツの国際化を進めるために始めた『コ・フェスタ』だが、欧米や中国は政府の力添えがあるため大きな成果を上げている。日本も手をこまねいていると、コンテンツ産業がじり貧になるという危機感がある。第2弾にもご支援をいただきたい」とあいさつ。同副委員長 松谷孝幸氏は「第1回は急きょ決まったので、コ・フェスタという名称で統一されているもののつながりがなかったように感じる。今年はそれぞれの業種で“これをコ・フェスタとしてやるぞ”ということが強調されて、1つの大きな祭りになる気がする」と語る。
今年のコ・フェスタについて、同副委員長兼エグゼクティブ・プロデューサーである重延浩氏は「1年目は“新しい”というテーマだった。ゲーム、アニメ、キャラクター、放送、音楽、映画というジャンルがすべて“コンテンツ”として市場を持っている場所は世界中を見ても存在しない。それが日本のオリジナリティだと思っている。1年間を通じて80万人の動員があったことはすばらしい。昨年は国際交流に手が届かなかったので、さらに進めていきたい。2年目は“おもしろい”、3年目は“すばらしい”と言われるイベントにしたい」と抱負を述べる。また今年は表参道をコ・フェスタの情報発信地として、イベント期間中は街中がコ・フェスタ一色となるような形で進めていくとのこと。詳細については追ってまた発表されるそうだ。
メインキャラクターを昨年に引き続き務める役所広司さんは「多彩で魅力的なコンテンツや才能ある人たちをコ・フェスタで紹介するだけでもすばらしいこと。わたしもメインキャラクターとして頑張っていきたい」と述べる。杏さんは最近海外を回っているそうだが、年々日本の注目度が上がっていることを感じるとか。「世界の人も日本を知りたいと思っているんですよね。そこで、こうしたプロジェクトがあるのはすばらしいと思うので、微力ながら参加して、日本のすばらしさを紹介したいと思います」と語った。
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