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ラグナロクオンライン ユーザーシンポジウム2008開催(1/2 ページ)

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、7月19日(土)に秋葉原で「ラグナロクオンライン ユーザーシンポジウム2008」を開催。2008年度後半の施策、シンポジウムに先立って実施されたアンケート「ラグナロクオンラインをこうしたい!」の結果を発表した。

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2008年後半のラグナロクオンラインの動向は?

画像 進行役を務めたガンホー、マーケティング部の飯野平氏。冒頭で「このシンポジウムを、次のステージへの起点にしたい」と語った

 今年で正式サービス開始から6年目を迎えたMMORPG「ラグナロクオンライン」(以下、RO)。2008年上半期は、立て続けに大型アップデートを実装したが、下半期はどのような展開を見せるのか。2008年後半に向けてのシンポジウムが、「RO」プレイヤーを招待して行われた。

 まずはじめに、開発元である韓国グラヴィティ社の開発本部 本部長ホン・サンギル氏、「RO」開発統括 部署長チェ・ヒジュン氏、「RO」開発企画 企画チーム チーム長ヤン・フンテック氏から届いたビデオレターが流された。日本の「RO」ファンに向けての熱いメッセージでシンポジウムが開会した。

無料で遊べる期間限定の新ワールド登場!!

 まず最初に発表されたのが無料で遊べる新ワールド「Skuld(スクルド)」の設置について。すでに韓国では、無料サーバーがオープンしており、日本での実装を待ち望んでいた人も多いのではないだろうか。日本での無料ワールドの内容は次のようになるとのこと。韓国の無料サーバーは、月額無料で遊べるが、獲得経験値やドロップ率が激減するほか、倉庫に格納できるアイテム数が少ないなどの制限がある。日本のSkuldの場合は、そういった制限はないが、一部利用できないマップとクエスト、システムがあるようだ

無料ワールド“Skuld”の内容

ワールドは期間限定オープン

接続制限

 期間内に作成されたアトラクションIDは、無料ワールド“Skuld”でのみ遊ぶことができる(課金などによって、既存ワールドでのプレイ可能)

無料ワールド閉鎖後のキャラクターデータ

 すべてVerdandiに移される。

主なプレイ制限

  • 「アリーナ」「モンスターレース」などが閉鎖されている。
  • 進入できないマップがある。
  • 「The Sighクエスト」など一部のクエストが進行できない。
  • 「攻城戦」が発生しない。
  • 「結婚」ができない。
  • ブラックスミス系、アルケミスト系、テコンキッドの「ランキング」がVerdandiワールドと共有される。

 「RO」を遊ぶには1500円の月額課金が必要なのだが、Skuldでは、期間内にアトラクションIDを新規登録するだけで、無料で「RO」を遊べるようになるという。ゲームバランスなどは既存のワールドと同じで、すべてのプレイヤーがレベル1のノービスからスタート。初心者にも入りやすい仕様になっている。無料ワールドのオープン期間が終了したあとでも、期間中に育てたキャラクターなどのデータは、既存ワールドのVerdandiに引き継がれる。ただし、Verdandiに移行後は、プレイするのに課金が必要となる。

 この無料ワールドは、新規ユーザーや休眠ユーザー(長期間プレイを止めているユーザー)の獲得を狙うとともに、ワールド統合の代替案にもなっているようだ。ワールドを統合するとキャラクターやギルドの名前などの重複問題など、解決しなければいけない多数の問題があるが、無料ワールドからの移行であればそういった問題が起こらないというわけだ。この無料で遊べる新ワールド「Skuld」は、これから「RO」を始めようとしているユーザーとって、とてもエントリーしやすい入口になりそうだ。

次期大型アップデート「魔王モロク」が明らかに

 無料ワールドについての後は、次期アップデート「魔王モロク」の発表が行われた。この「魔王モロク」は3段階に分けられアップデートされる。9月上旬には、エピソードやクエスト、新カードや新装備が第1弾として実装される予定。順を追って、新攻城戦や戦場システムを第2弾、メモリアルダンジョンを第3弾としてアップデートしていくという。実装されると一部のクエストは進行できなくなるので、今のうちに進めてほしいとのこと。

画像 実装後は都市の様子がガラリと変わる。現在ここを溜まり場にしているユーザーは事前に移動先を考えていたほうがいいかもしれない
画像 スロットエンチャント可能な武器や防具が新たに多数登場する

ラグナロクオンラインユーザーアンケート結果発表

画像 左から、千葉氏、野呂氏、大岸氏、廣瀬氏。ユーザーの疑問や要望に回答するだけでなく、制作の苦労話なども、笑いを交えながら話してくれた

 2008年度後半施策の発表が終わり、全国のユーザーに事前に行ったアンケートの結果を公開した。ここからは、イベント担当の千葉亮一氏、制作担当の野呂彰氏、大岸秀典氏、廣瀬高志氏が壇上に上がり、ランキング形式での発表となった。

 初めに発表されたのが、今後導入してほしいイベントやシステムについてのアンケート。ここでは「蜃気楼の塔」や「モンスターサイドストーリー」(以下、MSS)のようなイベントに対しての希望が上位を占めた。このイベントをやったことがあるかという質問に、会場のほぼ全員が挙手をして答えていた。

 こういった日本独自のイベントはストーリーや演出が好評で、MSSは過去最高、合計398,254キャラクターが参加した。こうした結果を受けて、期間限定だったMSSを永久実装にすることを計画しているとのこと。さらに季節イベントに関しては、世界観との調和を考えながら、積極的におこなっていきたいと語った。

 続いて、システム面で改善して欲しい部分についてのアンケートでは、「動作が重い!」という意見が1位になった。これに対しては、サーバーの増強や攻城戦マップの分散を行うことで解消していくとのこと。また、攻城戦のアナウンス表示のON/OFFを切り替える機能に関しては、近日中に実行すると語った。他にも、ガンホーが運営しているMMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」のように、買取露店も出せたら便利、という意見には、開発スタッフ側も「それは欲しい」と乗り気な様子だった。しかし一方で、ユーザーの意見はできるだけ取り入れたいが、「RO」を便利さだけ追求した世界にはしたくはないとも語っていた。

画像画像

 「RO」公認ネットカフェでの特典で今後実施して欲しい内容についてのアンケートを見てみると、手軽に「RO」を楽しむための施策を望んでいるようだ。それに応えるために発表されたのが、ネットカフェユーザー向けの特典第一弾、経験値+50%、デスペナルティ−50%、各種支援NPC。そして今回、これに続く第二弾として、ネットカフェ専用マップを今夏登場させることを発表した。「RO」の公認店舗からのみ接続可能なダンジョンで、利用時間が限られているネットカフェユーザーにとって、遊びやすい仕様になっている。2位に「特典をなくす」がきているのは、ネットカフェを利用しない人との温度差が顕著にでた結果だろう。これに対しては、公認ネットカフェを増やすことで対応したいと語った。

画像
画像 ネットカフェ専用ダンジョンは、5種類の入り口が存在する。最上階に近づくに連れ難易度が上がる構造になっている

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