先日、出荷本数が100万本を突破したと発表があったニンテンドーDS用ソフト「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」。先週の段階でも20万近くを販売し、まもなく100万本といったところまで達していた。
さて、今回のデータを見て分かるように、7月24日発売のタイトルが軒並みそろってランクインしている。もちろん、人気が根強い「Wii Fit」などは堅調に伸ばしているのだが。この中でも、今回は「実況パワフルプロ野球15」に注目したい。
「実況パワフルプロ野球」シリーズは、1994年にスーパーファミコンで1作目となる「実況パワフルプロ野球'94」が発売された後、毎年、最新データに更新し、シーズン後の決定版などをはさみ、ナンバリングを15まで伸ばしている。登場する選手は、パワプロくんと呼ばれる鼻や口のない2頭身キャラクターで表現されているのが特徴だ。ちなみに、姉妹シリーズとして、ゲームボーイアドバンスやDSで発売されたパワプロクンポケットシリーズなどがあるほか、さまざまなハードで展開している。アドベンチャーゲーム形式でオリジナル選手を作っていくサクセスモードや、シーズンを勝ち抜くペナントモードなどで遊ぶことができる。その時々のプロ野球のトレンドや事象が反映されるため、野球ファンにとって興味深いタイトルでもある。
ちなみにパワプロくん、目や輪郭だけで特徴を表現しなくてはならないくせに、やけに似ていたりする。プロ野球選手にもファンは多く、自身の能力に異論を唱えた方もちらほら。対戦相手のデータ収集のために遊ぶという選手もいるとか。シリーズ15年のデータ蓄積は相当なもの。微妙なさじ加減も先見性が必要なのかもしれない。
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