武器格闘アクションゲーム最新作登場! あのゲストキャラクターも……:「ソウルキャリバーIV」レビュー(2/3 ページ)
PS3/Xbox 360で同時にリリースされたバンダイナムコゲームスの人気対戦格闘ゲームの最新作「ソウルキャリバーIV」。スター・ウォーズの人気キャラ「ダース・ベイダー」や「ヨーダ」の参入でさらにヒートアップした本作の魅力を最速レビュー!
ゲストキャラクター多数参戦! スター・ウォーズからも、そしてあのクリエーターによるオリジナルキャラクターが?
先述の通り、本作にはゲストキャラクターとして、映画スター・ウォーズからPS3版には「ダースベイダー」が、Xbox 360版には「ヨーダ」が登場しているが、その他にも日本のさまざまなゲストクリエーターの手によるボーナスキャラクターが存在する。マンガ「GANTZ」の奥浩哉氏、「エア・ギア」や「天上天下」の大暮維人氏、「機動警察パトレイバー」や「機動戦士ガンダム」のメカニックデザインを担当した出渕裕氏、「舞-HiME」や「舞-乙HiME」シリーズのキャラクターデザイナー・久行宏和氏、「ケロロ軍曹」の吉崎観音氏らが「SC4」のために描き下ろしたキャラクターは、ファンならずとも必見。
ボーナスキャラクターはベースとなるレギュラーキャラクター流派を使用しているキャラクターで、例えば修羅は両剣使いのセルバンテス、アシュロットは斧使いのアスタロスと使用する技はほとんど同じ。ただ、グラフィックはもちろんのこと、ボイスや勝利ポーズなども大きく異なっているので、普段とは違った気分でプレイできるだろう。
ダース・ベイダー、ヨーダは完全なオリジナルキャラクターで、体力ゲージの下に特定の技を使用すると減少していく「フォースゲージ」が用意されている。このフォースゲージを使い切ってしまうと一瞬動けなくなるため、使いこなすにはそれなりのコツが必要になる。
作れるキャラクターバリエーションは無限大? ボリューム満点のキャラクタークリエイション
本作最大のポイントは、自分でほぼオリジナルに近いキャラクターを作れること。通常のキャラクターをベースに、髪型やカラーの設定、さまざまなパラメータが割り振られた「武器」、「パーツ」を装備するカスタマイズの他、男女の性別、体格から、皮膚の色、目の色、髪の毛の色、声質、スタイル(御剣やアスタロス、タキなどのレギュラーキャラクターと同じ動きとなる)などを設定できるオリジナルキャラクターメイキングができる。装備品のカラーも細かく指定可能で、まさに自分だけのキャラクターを作り上げられるようになった。
キャラクターの装備品にはそれぞれパラメータが割り振られており、「体力」、「防御力」、「攻撃力」の他に、「ブースト」、「ゲージ」、「パワー」など、「スキル」を使用するために必要なポイントが存在する。このスキルはそれぞれのポイントを消費して装備するもので、「横斬り強化」や「削りダメージ」といった普段の攻撃に使用するものから、「オート投げ抜け」、「オートインパクト」といった補助的な要素、一定時間姿を消せる「インビジブル」、お互いが吹き飛びにくくなる「マグネット」、8WAY-RUNの速度が上がる「ランスピードアップ」など、さまざまなものが用意されている。これらは、「スタイル」の熟練度とひも付いており、キャラクターを育てていくと新たなスキルを使用制限が解除される。装備品のデザインを優先させると、パラメータに不満が残り、パラメータ優先で装備をすると、思った通りのキャラクターイメージにならない……。このもどかしさもキャラクタークリエイションならではか。
オンラインでの対戦にも、オリジナルキャラクターの持ち込みが可能なので、発売後はネタをフルにつぎ込んだキャラクターが多くオンラインに現れることだろう。もちろんスキルやアイテムなどの効果を使用しない従来通りの対戦モードも用意されている。
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