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あの「メイプルストーリー」の開発者が贈る、ちょっと新しい横スクロールオンラインRPG「TENVI」。日本展開はどうなる?「TENVI」インタビュー(2/2 ページ)

ネクソンジャパンが8月21日からオープンβテストをスタートする、横スクロールオンラインRPG「TENVI(テンビ)」。韓国ではすでにオープンβテストが開始されている本作のゲーム詳細と日本での展開について、開発陣の方々に話を聞いてきた。

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―― 韓国版の開発期間はどれくらいかかりましたか?

ゴ氏 準備段階から韓国でのオープンまで2年かかりました。日本でのオープンを考えるとプロジェクトのスタートから2年半くらいになります。

―― 開発がスタートした頃と、現在でどのような仕様変更がありましたか?

キム氏 開発の時から3つの種族に3種類の「ガーディアン」を用意することと、「空を飛ぶ」という点は決まっていて「覚醒」は後から考えたものでした。「覚醒」による変化は1種族あたり4タイプに分かれているので、合わせて12タイプになります。

―― 今回日本で行われる予定のオープンβテストでは3つの種族とそれに対応する3種類の「ガーディアン」の存在が明らかになっています。今後の展開として予定されているものは何かありますか。例えば種族が増えていくとか……。

オ氏 まず人間に良く似た種族の「アンドラス族」のガーディアンは、ロボットですが開発側で「何かに乗るというコンセプトのガーディアンがいいんじゃないか」という話が出たときに、メカ好きなユーザーのために用意しました。尖った耳のエルフに似た「タリー族」はガーディアンに変身するので、乗るという形でなく「何かに変身をする」というところにポイントを置いて作っています。角を持つ「シルヴァ族」のガーディアンは、「生き物に乗ったら面白いのではないか」という話になりまして、何に乗ればいいか話し合った結果、ドラゴンに決めました。

ゴ氏 今のところ種族が増えることはまずないと思います。今の3つの種族でも「覚醒」によってさまざまなタイプに分けられますので、どのタイプにするかによって、プレイスタイルは結構変わるはずです。種族を増やすだけが運営側からの答えとは思いません。3つの種族をベースとして今後、どんどんスキルを増やして行くと言う形で進めていきたいと思います。マップに関しては韓国ではすでに新しいマップが追加されています。日本でのオープンβテストのときはほとんどのマップは公開されますが、まだ公開されていないものもいくつかあるので、今後マップの追加はあると思います。

「アンドラス族」のガーディアンは、体力と防御力が高く、近接攻撃の他、遠距離からの銃での攻撃も可能。スキルは剣やハンマーを使う「アタック」系列と、銃を使う「シューティング」系列に分かれ、主に武器を使った攻撃のスキルが多くなるだろう

「タリー族」は潜在能力を極限まで引き出すことで、自らがガーディアンに変身できる。スキルはすばやく力強い近接攻撃や、状態異常魔法を得意とし、ダガーやクロウを使う「ローグ」系列と、状態異常や闇魔法を使う「デバッファー」系列に分かれる

「シルヴァ族」のガーディアンのドラゴンはブレスや尻尾で攻撃するだけでなく、シルヴァ族の持つ魔力を最大限に引き出してくれる。スキルは攻撃魔法に特化した「ウィザード」系列と光魔法に特化した「プレイヤ」系列に分かれ魔法を使うスキルが多くなりそうだ

もしかしたらアニメ化も・・・・・・

―― 「メイプルストーリー」ではさまざまな課金アイテムがありますが、「TENVI」での今後の日本国内での課金形式はどのようなものになりますか?

ゴ氏 まだ詳しいことは決定していません。おそらく、メイプルストーリーと同様の基本無料、アイテム課金の形態を採ることになるでしょう。有力案になりますが、課金アイテムでは特別な機能がついた装備や、飾り付けのアバター系のアイテムが多いです。それを装備すると操作するキャラクターの見た目も変わります。

―― キャラクター作成時の選択の幅はどれくらいあるでしょうか。

ゴ氏 最初にキャラクターを作るときに肌の色、目や我箕形、ガーディアンの色と武器などが変えられるようになっています。

―― 「TENVI」を日本でリリースするにあたって、韓国とは違った仕様を取り入れる予定はありますか?

中西氏 システム的に韓国とは若干違う部分があります。韓国では他のプレイヤーのレベルや装備を見られますが、日本のプレイヤーはあまり他人に自分のレベルや装備を見られることを好まないため、表示のオンオフを設定できるようにしました。他にもショートカットコマンドにカーソルを合わせたときの説明を表示するなどの細かいインタフェースを日本人向けにローカライズしています。

―― 日本で「メイプルストーリー」がアニメ化されましたが、「TENVI」もアニメ化という動きはあるのでしょうか。

坂下氏 まだまだサービス前のゲームなので……弊社の人気のあるタイトルの中でもアニメ化したのは「メイプルストーリー」だけとなっております。すぐにという事はないと思いますけど、非常にかわいいキャラクターやガーディアンという新しい要素もあるので、ある程度人気が出てきたらタイアップやキャラクター商品などを「メイプルストーリー」に倣ってやっていけたらいいなと思います。

「インスタンスダンジョン」ではレアアイテムを獲得できるチャンスもあるが、巨大なボスモンスターが待ち受けている
味方だけでなく敵キャラクターのかわいらしいデザインも魅力

初心者の方にも楽しんでもらえるていねいな作りを目指して

―― 最後に日本のプレイヤーの皆さんに一言お願いします。

キム氏 これから、どんどんおもしろいコンテンツを追加していく予定ですので、「TENVI」のすべてを楽しんでいただきたいと思っております。

オ氏 まだ公開されていないエリアやアイテムがたくさんありますので、サービスインしてからもプレイし続けてもらえたらと思います。まずはオープンβを楽しんでください。

ゴ氏 韓国でもユーザーの意見や要望を聞いて、どんどんゲームを楽しく遊べるように調整しています。日本の皆さんもぜひ意見や要望をお寄せください。「TENVI」を一緒に楽しいゲームにしていきましょう。

坂下氏 「TENVI」は2Dの横スクロールRPGということで「メイプルストーリー」と比較される方も非常に多いと思います。なぜ「メイプルストーリー」があるのに「TENVI」を弊社でサービスするのかと申しますと、弊社でいろいろなゲームをテストしている現場のスタッフの中で「TENVI」の評価が異常に高かったことが理由のひとつとして挙げられます。弊社のスタッフは、やはりゲーム好きな人が多く、結構辛口で評価が低くなるものが多い中、弊社のサービスしているタイトルである「メイプルストーリー」や「テイルズウィーバー」と比べても遜色ない評価を運用チームがしていました。私たちも自信を持ってオススメしたいゲームなので「メイプルストーリー」よりも、初心者の方が楽しんでいただけるようにチュートリアルなどを、非常にわかりやすく作っておりますので、期待してβテストの開始をお待ちください。


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※ゲーム画面は開発中のものです。


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