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時代は仏壇なのか!? 仏壇ロボフィギュア「クロート」が素敵すぎる日々是遊戯

ひときわ異彩を放つ、「アートマン・ジャパン」のオリジナルフィギュア「クロート」って知ってますか? なんと、ホンモノの仏壇職人集団が作った、正真正銘の仏壇フィギュアなのだ!

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まずはニューヨークで先行販売

この渋い光沢……日本の伝統工芸の神髄を見た!

 引き続き「ワンフェス会場で見つけた気になるモノ」ネタでお送りしております。

 今回、アマチュアブースでもっとも気になった展示と言えば、何と言っても、今回が初出展だという愛知県の仏壇職人集団「アートマン・ジャパン」のブースだろう。特に来場者の目をひいていたのが、シンプルながらひときわ強烈な個性を放っていた、オリジナルフィギュア「クロート」の展示。ぱっと見は「コレジャナイロボ」のようなシルエットだが、これらは一点一点すべてホンモノの仏壇職人による手作りで、漆塗りや蒔絵、金箔張りといった、日本が誇る「仏壇製作技術」が随所に投入されているのだという。確かに、この艶めかしいほどの「美しさ」は完全に“職人技”だ。

 リーダーの都築数明氏はもともと、愛知県で仏壇店を営む、正真正銘の仏壇職人だった。しかし、日本が誇る仏壇技術を世界に広めようと、若手職人らと2003年に「アートマン・ジャパン」を結成。その後は本業と平行して、さまざまなアート作品を発表しており、今回出展された「クロート」もその一環というわけだ。

9月20日からは、初のニューヨーク個展も開催されるとのこと。日本の仏壇芸術は、ニューヨーカーの目にどう映るのか

 残念ながら日本での販売予定はまだないが、9月にはなんとニューヨークで先行して発売される予定だという。「アメリカの方が“仏壇”への先入観がない分、日本より受け入れられやすいのでは」(都築氏)とのことだが、ぜひ今後は日本でも発売していただきたいところ。実際、会場でも足を止めて見入っている人はかなり多かった。

 なお参考までに、ワンフェス会場での販売価格は、1点あたり1万円前後といったところ(装飾によって価格が違う)。もちろん黒や金色の部分にはホンモノの漆や金箔を使用しており、背面にはしっかりシリアルナンバーも刻まれている。個人的には「この仕上がりでこの価格なら安い!」と思うのだが……あなたなら欲しいですか?



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