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PSPは遠慮なく進化していく――「美・画面 PSP」を宣言PSP年末戦略発表会(1/2 ページ)

ソニー・コンピュータエンタテインメントは9月2日、先ごろ発表された新型PSP(PSP-3000)の発売日と価格を発表した。そこにはより美しく進化したPSPが確かにあった。

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PSP-3000は10月16日発売

会場となったのは、コンラッド東京内ボールルーム「凪波」。左からSCEワールドワイド・スタジオ JAPANスタジオ SVPの小林康秀氏、SCEJプレジデントのショーン・レーデン氏、バンダイナムコゲームス取締役 CSカンパニープレジデントの東海林隆氏、スクウェア・エニックス コーポレート・エグゼクティブの橋本真司氏

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCE)は9月2日、先月ドイツで行われた「GC-GAMES CONVENTION-」において、日本をはじめ、アジア、北米、欧州の各市場で、2008年10月より順次発売すると発表された新型PSP「PSP-3000」の日本市場における発売日と価格を発表。PSPの年末戦略を発表した。

 既報のとおり、「PSP-3000」は10月16日に発売される。価格は1万9800円(税込)。PSP-3000は、内蔵マイクを標準搭載し、より高画質の液晶ディスプレイを搭載した新型モデル。カラーは「ピアノ・ブラック」「パール・ホワイト」「ミスティック・シルバー」の3色を用意し、4Gバイトの「メモリースティックPRO デュオ」をはじめ、専用ポーチ、ハンドストラップ、クロスなどを同梱した「バリューパック」も2万4800円(税込)で発売される。


4GバイトのメモリースティックPRO デュオ、専用ポーチ、ハンドストラップ、クロスなどを同梱した「バリューパック」は2万4800円(税込)。写真はピアノ・ブラック
バリューパックから本体、ACアダプタ、バッテリーパックを抜いた「アクセサリーパック」も発売。価格は3800円(税込)
より長時間の使用に対応したバッテリーパックとバッテリーカバーをセットにした「バッテリーパック」は5500円(税込)

PSPをセットしたまま簡単に充電や映像出力ができる「クレードル」は4800円(税込)。写真の「クレードル&D端子ケーブル」は6500円(税込)
こちらはPSP-3000のカラーをモチーフにした「ポーチ」で、1800円(税込)。カラーはピアノ・ブラックとミスティック・シルバーの2色
単体ではACアダプタとバッテリーパックを同梱している。3色ともの19800円(税込)。写真はミスティック・シルバー

りゅうちょうな日本語で報告するSCEJプレジデントのショーン・レーデン氏

 PSP-3000のなんといっても最大の特徴は美しくなったディスプレイといえる。480×272ピクセルの1677万色と、まったくPSP-2000と変わらないものの、明らかに見やすくなっている。ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)プレジデントのショーン・レーデン氏は、PSP-3000のプロモーションコンセプトが「美・画面 PSP」であると紹介する。

 レーデン氏はまず、国内販売状況としてハードウェア販売数が累計で1000万台を突破したことを改めて報告するとともに、据え置き機を含む全機種で今年ナンバー1の販売数となっているとデータを示す。これによると、昨年9月に発売したPSP-2000をきっかけに、「モンスターハンターポータブル2nd G」を代表する強力なソフトが発売されたことで、大きく販売数を伸ばしたことが分かる。こうして普及しつつあるPSPだが、ゲーム以外での利用状況として調べてみると、音楽、動画、写真、Web、テレビとさまざまな使い方をしており、ゲームしかしていないユーザー数は16%ほどと少ない。いかにPSPがユーザーの多様な要求を満たす可能性を秘めたハードであるかとレーデン氏は語る。



 「継続的にユーザーにアピールできる機能を追加していき、それに見合ったものへとハードもソフトも進化させなくてはならない。我々は、これから遠慮なく進化させていく。サービスについても同様だ」と、レーデン氏は進化の過程として発表されたのがPSP-3000なのだと言わんばかりに強気だ。

 サービスについては、さきほどのゲーム以外でのPSPの利用状況からWebを利用する39%に向けた施策として、以下のPSP向けオンラインサービスの充実も発表された。

  • PSPからPlayStation Storeに直接アクセスできるダウンロードサービスを開始
  • PS3の「まいにちいっしょ」がPSPに――「まいにちいっしょポータブル」
  • アドホックモード対応のソフトウェアで、離れたユーザー同士で協力プレイなどのコミュニケーションを楽しむことができる

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