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2006年5月、北米ロサンゼルスで開催されたE3 2006において発表された「AFRIKA」は、紹介映像が雄大なアフリカの大地とそこに生活する動物をリアルに描き“観察”するだけという、まったくなんのゲームなのか分からない内容だったため、一部で物議をかもしていた。その後、あまり情報が出てくることもなく、妙な期待感だけは膨らみ続け、PS3のゲームラインアップを語る上で、必ずといっていいほど話題にのぼったものだ。「あのタイトルはいったいなんなのか?」と。そして、いよいよ先月発売となった「AFRIKA」の中身といえば、実は一番最初に見た映像の印象とさほど変わらないものだった。そう、本作は「観察」することに終始するからだ。
ただ、遊んでみると確かに雄大なサバンナも、そこに生活するさまざまな動物たちもリアルに描かれており、動物好きにはたまらないものがあるのだが、カメラという存在がこのゲームで極めて重要な位置を占めていることを感じる。
せっかくなので、出会った動物や感動した風景は写真として納めたい。しかし、ただオートフォーカスで撮影しただけでは駄目だとすぐに気づく。ちゃんとシャッタースピードやF値、露出など、一眼で使用する技術を使ったほうが、よりダイナミックでより躍動感あふれる写真に仕上がってくるのだ。こりゃカメラの技術を高める必要がありそうだ。被写体が動物だと思ったように止まってくれないし、角度や距離も自由にならない。ちなみに、プレイヤーが使用するカメラはソニーのαシリーズ。実物を持っている方はぜひゲームの中でその使用感を確かめてもらいたい。
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