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テクモがスクエニに回答 「TOB提案、協議の余地少なかった」

テクモは、スクエニによる友好的TOBは「協議の余地が少ないと判断した」ため拒否し、コーエーとの経営統合が「当社の企業価値をより高める可能性が高い」ためコーエーとの協議開始を決めたとしている。

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 テクモは9月8日、スクウェア・エニックス(スクエニ)が同社に照会していた、友好的TOB(株式公開買い付け)に関する質問に回答したと発表した。スクエニによる同社のTOB提案は「協議の余地が少ないと判断した」ため拒否し、コーエーとの経営統合が「当社の企業価値をより高める可能性が高い」ためコーエーとの協議開始を決めたとしている。

 回答によるとテクモは、スクエニからのTOB提案は「回答期限が1週間と限られたものであるうえ、内容についても協議の余地が少ないもの」と判断して拒否。コーエーからの経営統合の提案は「今後時間をかけて検討を行っていくもので、最終的に当社の企業価値をより高める結論に至る可能性が高いと判断した」という。

 スクエニは8月29日、テクモに友好的TOBを提案したが、回答期限の9月4日、テクモはコーエーと経営統合に向けた協議を始めると発表し、スクエニのTOBに不賛同を表明。スクエニは同日、TOB不賛同の理由や、コーエーとの統合条件がテクモ株主に有利となる具体的理由の説明などをテクモに照会した。スクエニは5日、テクモの友好的TOB提案を撤回している

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