「スーパーマリオ」から「メタルギア」まで――第1回「CEDEC AWARDS」ノミネート作品を一挙紹介:日々是遊戯
今年から「CEDEC」に導入された要素のひとつに、ゲーム開発者の視点から優れたゲーム開発技術を表彰する「CEDEC AWARDS」というものがある。今年は記念すべき第1回開催ということで、新旧の人気タイトルが一堂に集結。果たしてこの中から、各部門賞に輝くのは!?
第1回開催ならではの豪華顔ぶれ――あなたならどれを選びますか?
9月9日から11日にかけ、東京・世田谷区の昭和女子大学にて開催されている「CEDEC 2008」。初日のコーエー・松原代表取締役社長の基調講演でも少し触れられていたが、今年ははじめての試みとして、特に優れたゲームの開発技術に対し、開発者自らが評価・表彰を行う「CEDEC AWARDS」が実施されている。
CESA主催によるゲーム表彰イベントと言えば、ユーザーによる一般投票で優秀タイトルを選ぶ「日本ゲーム大賞」が有名だが、今回実施されている「CEDEC AWARDS」の方は、あくまで“技術面”にフォーカスを当て、開発者の視点で優れた作品を選んでもらおう、というのが趣旨。表彰部門も「プログラミング・開発環境」、「ビジュアルアーツ」、「ゲームデザイン」、「サウンド」の4部門と、より専門的・技術的な分類となっていることが分かるだろう。
さて、肝心のノミネート作品だが、今回は記念すべき第1回開催ということで“過去に発売されたすべてのゲーム”が対象。このため「スーパーマリオブラザーズ」や「ドラゴンクエスト」といった80年代の名作から、「メタルギアソリッド」、「グランツーリスモ」といった最新のタイトルまで、新旧の人気作品が同じ土俵に並ぶという、ちょっと面白い様相となっている。果たして“開発者”が選ぶナンバーワンはどのタイトルなのか、表彰前に予想してみるのも楽しいだろう。ノミネート作品一覧は以下のとおり。
なお、授賞式は「CEDEC 2008」2日目にあたる、9月10日の午後6時30分より予定されている。
【プログラミング・開発環境】
- MTフレームワーク(カプコン)
- グランツーリスモシリーズ(ポリフォニー・デジタル)
- バーチャファイター(セガ)
- ピクミン(任天堂)
- リッジレーサー(バンダイナムコゲームス)
【ビジュアルアーツ】
- ICO(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
- グランツーリスモシリーズ(ポリフォニー・デジタル)
- ソウルキャリバーシリーズ(バンダイナムコゲームス)
- ファイナルファンタジーVII〜XII(スクウェア・エニックス)
- メタルギアソリッドシリーズ(コナミデジタルエンタテインメント)
【ゲームデザイン】
- スーパーマリオブラザーズシリーズ(任天堂)
- ドラゴンクエストシリーズ(堀井雄二/スクウェア・エニックス)
- バーチャファイター(セガ)
- ポケットモンスターシリーズ(ゲームフリーク)
- モンスターハンターシリーズ(カプコン)
【サウンド】
- グランツーリスモシリーズ(ポリフォニー・デジタル)
- 実況パワフルプロ野球シリーズ(コナミデジタルエンタテインメント)
- 新 鬼武者 DAWN OF DREAMS(カプコン)
- 絶対音感オトダマスター(ハドソン)
- ゼルダの伝説シリーズ(任天堂)
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