プチ“お祭り”状態となった先週のXbox 360――果たして値下げの効果は?:日々是遊戯
E3以降、国内でも何かと話題にのぼることが多くなってきた印象があるXbox 360。先週はついに待望の値下げが行われ、これまでXbox 360に興味がなかった人たちも購入に踏み切る姿があちこちで見られたとか。さて、実際の販売台数はどうだったのか?
在庫さえあれば据え置き機トップもあり得た
最廉価モデル「アーケード」が2万円をきるなど、本体価格の大幅値下げに加え、スクウェア・エニックスの大型RPG「インフィニット アンディスカバリー」の発売も重なり、ちょっとした“お祭り”状態となった先週のXbox 360。メディアクリエイトが今週発表した、2008年9月8日〜9月14日のソフト&ハードセルスルーランキングによると、先週1週間でのXbox 360の週間販売台数は2万8188台と、据え置き機トップのWii(2万9686台)まで、わずか1500台差まで迫る勢いを見せたとのこと。別の調査結果ではWiiを上回ったとしているところも見られ、その好調ぶりがうかがえる形となった。
いつものように、メディアクリエイトに詳しくお話をうかがったところ、「RPGタイトル+値下げの効果で、注目度は確実に上がってきています。まだライトユーザーが手を出すところまでは来ていませんが、一般的なゲームユーザーには少しずつ浸透しはじめているようです」(シニアアナリスト・千葉研一氏)とのこと。ただし「予想以上に急激な波が来たため、需要に対して供給が追いついていないのが残念」(同氏)とも。仮に、値下げに合わせて十分な量の本体が出荷されていれば、据え置き機トップも十分にあり得ただろうとのことだった。
また、同じ週に発売となった「インフィニット アンディスカバリー」についても、初週販売本数は9万288本と非常に好調。惜しくも「テイルズ オブ ヴェスペリア」の初動記録“10万8328本”には届かなかったものの、Xbox 360用タイトルの初動記録としては「ブルードラゴン」の“8万348本”を抜いて堂々の第2位となっており、十分なスタートと言って差し支えないだろう。
ここへきて、急速に勢いを伸ばしつつあるXbox 360。果たしてこの勢いはどこまで続くのか!?
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