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写真で見る「どこでもWi-Fi」東京ゲームショウ2008

ウィルコム、バッファロー、三洋電機が発表したW-SIM付き無線LANアクセスポイント「どこでもWi-Fi」。ポータブルゲーム機ユーザーをターゲットに、カジュアルなネット接続環境を提供する。

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「どこでもWi-Fi」

 ウィルコム、バッファロー、三洋電機が10月9日に発表した「W-SIM」付き無線LANアクセスポイント「どこでもWi-Fi」。同日開幕した「東京ゲームショウ2008」(幕張メッセ)のモリゲームズブースで、モックアップが展示されているので見に行ってみた。

 どこでもWi-Fiのボディは、70(幅)×110(高さ)×30(厚さ)ミリという大きさで、ウィルコムの「W-ZERO3」(WS003SH)の寸法に近い。アクセスポイントとしてはかなり小さく、まさに手のひらサイズ。カバンの中はもちろん、大きめのポーチなどに収納すれば身に着けたまま移動することもできそうだ。

 主な操作部は電源スイッチと、Wi-Fi機器を接続するためのAOSSボタンのみ。あとは工場出荷時の初期状態にもどすリセットスイッチがあるだけだ。また有線LANポートも省いており、ネット利用はW-SIMによるダイヤルアップ接続のみとなる。音声通話については、「現在のところ考えていない」(説明員)という。初期設定については、無線LAN機能付きのPCから行う。

photophoto 操作部は、端末上面にある電源スイッチとAOSSボタン、リセットスイッチのみ(写真=左)。右側面に、DCアダプタ用の電源端子がある。eneloopの充電はできない(写真=右 ※カバーを外した状態)

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ボディは手のひらサイズ

 ウィルコムの開発担当者によれば、「ポータブルゲーム機ユーザーをターゲットに、できるだけカジュアルなネット接続環境を提供したいと考えたのが開発のきっかけ」だという。そのため、シンプルな操作で使えるように構成し、eneloopという繰り返し利用が可能な電池との組み合わせになったそうだ。

 最大通信速度は204kbpsと、固定ブロードバンドや3G通信に比べて低速だが、ポータブルゲーム機のネット対戦時に必要となる速度は100kbps以下がほとんどとのことで、W-SIMでも対応できるという。対戦時にはむしろ、RTT(接続遅延時間)の大きさが問題になるため、「速度は遅くともRTTが小さいウィルコム網のほうが、有利」(説明員)。当然ながら、WILLCOM COREに対応したW-SIMが登場すれば、通信速度数十Mbpsでのネット利用も期待できる。

 気になる端末価格と料金プランは現在検討中だが、ニンテンドーDSやPSPが2万円以内であることから、端末価格は「それより高くなることはないだろう」(説明員)とのこと。また料金プランについては現行のデータ通信用プランがベースになるが、別途ISPとの契約が必要になるため、「PRIN」などISPサービスの利用料をセットにしたものも検討しているという。また若年層の利用を考え、月々の契約がいらない、端末とパケット通信料+ISP利用料をセットにした売り切りパッケージでの販売も考えられるという。

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