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かわいいリビッツから、かよわいスペランカーまで――PS3のタイトルをプレイしてきました東京ゲームショウ2008 SCEJブース(1/2 ページ)

SCEJブースで遊べたプレイステーション 3のタイトルについて、プレイリポートをお届けする。最新作からマニアックなダウンロード専売タイトルまで、各種取りそろえております。

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自分だけのリビッツで協力アクション――「リトルビッグプラネット」

 SCEJブースのプレイアブルコーナーで一際目立っていたのが、10月30日に発売予定の「リトルビッグプラネット」だ。大きな地球儀のオブジェがゆっくりと回転し、その上には本作に登場するリビッツがちょこんと座って手を振っている。地球儀の根を取り囲むようにして複数の試遊台があり、ガイドスタッフを含めた4人でプレイすることになる。

photophoto SCEJブースに行くと真っ先に目に入る大きさ(写真左)。リアルリビッツくん(?)も会場入りし、来場者と触れ合っていた(写真右)

 プレイ開始後はまず、ガイドスタッフの手引きで自分のリビッツをカスタマイズする。最初はリビッツの見た目が同じだが、□ボタンを押してカスタマイズを選び、服やアクセサリー、ひげ、帽子などさまざまな着せ替えモノを選択することで、簡単に個性的なリビッツが生まれた。

 それぞれが好きにリビッツをいじった結果、まったく見た目の異なる4人のリビッツが誕生。ここからいよいよプレイ開始である。本作は基本的に横スクロールアクションで、左スティックで移動し、×ボタンでジャンプ、R1ボタンでモノやリビッツをつかむ、という操作だけ覚えておけば問題ない。

 まずは4人全員が同じ方向へ向かって好き勝手に動き出す。ステージ途中に点在するアイテムを取ることでポイントが入り、最終的にポイントが高い人が勝つというシステムとのことだが、4人でドタバタしながら横移動するさまが何より楽しい。

 個人個人が好きに動いても問題はないが、時折、協力しなくては先に進めない場所がある。3人が通路を確保している間にひとりが抜けて、抜けた先の仕掛けを解くことでほかの3人も進めるなど、ちょっとしたパズル的プレイで協力を促す。ああだこうだと言いながら、わいわい楽しめる要素だ。

 面白いのは敵を倒すという概念がないこと。横スクロールアクションといえば行く手を阻む敵がいるものだが、本作では邪魔な存在はたくさんいるものの、倒す必要がないのだ。倒す必要はないが、うまく回避したり利用したりしながら進めるので、アクションの醍醐味は十分に味わえる。

photophoto 敵を倒さなくてもいい新感覚のアクションゲームだ

 途中で奇妙なビジュアルのお母さんが「息子を探して〜」と依頼してきた。その先に息子がいたので、4人でR1ボタンでつかみ、わっしょいわっしょいと運び出して母と再会させるなど、ちょっとしたミッションもステージ内にはあった。

 ステージクリアとともに体験版プレイは終了。グラフィックの美麗さ、コンセプトの斬新さが印象に残る、SCEJらしいユニークなタイトルだった。

photo スネークリビッツ、セフィロスリビッツが公開されていた。製品版でもダウンロードなどで有名キャラ、人気キャラのリビッツが入手できるようになるらしい

操作じゃない……運転だ! 「グランツーリスモ5プロローグ Spec III」

 「グランツーリスモ5プロローグ Spec III」の試遊台は2種類あった。ひとつは通常のコントローラでプレイするコーナー。もうひとつは、車内を限りなく再現したドライブシミュレータ的インタフェースでプレイするコーナーだ。人気があったのはドライブシミュレータのほうで、本格的な操作や挙動に興奮するファンが多かった。

 筆者はいずれの試遊台も遊んでみたのだが、やはりハンドルがあって、アクセルとブレーキを踏んでという操作のリアルさや面白さは、ほかでは得がたいものだ。個人的に教習所を卒業したばかりというのもあって、かなりエキサイトしてしまった。

photophotophoto コントローラでのプレイ(写真左)と車内を再現したインタフェースでのプレイ(写真中央)。これはもはや操作ではない! 運転なのだ(写真右

 極限までリアルを追求したグラフィックや挙動は、既に保障済み。今回のSpec IIIでは、フェラーリ カリフォルニアなど最新のスポーツカーが追加されているので、それらに興味がある人は要チェックだ。

photo これ、家に置いておくにはあまりに場所を取りますね……

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