新規タイトルや次期アップデート情報も満載――「ゲームポットフェスタ2008」(2/2 ページ)
ゲームポットは12月14日、パシフィコ横浜にてオフラインイベントを開催。「スカッとゴルフ パンヤ」、「トキメキファンタジー ラテール」、「ファンタジーアース ゼロ」など、同社が運営するオンラインゲームのトークショウやミニライブ、ゲーム大会が行われた。
FEZは今年もやっぱり熱かった、「バンクェット 〜 Decisive Battle 2008 〜」
一打ごとの正確さと、ミスに動じない冷静さという個人プレイが見どころの「スカッとゴルフ パンヤ」に対して、スピーディな試合展開と連携プレイが鍵を握る熱い戦いだったのが、「ファンタジーアース ゼロ」のPvPイベント「バンクェット 〜 Decisive Battle 2008 〜(以下、バンクェット)」だ。バンクェットとは7名で構成されるチームによるPvPで、試合制限時間10分以内に先に10キルしたチームが1ポイント獲得。2本先取したチームが勝利となるルールだ。試合が行われる「闘技場」はさほど広いマップではないため、通常の50人 vs 50人という戦争とはまったく異なり、個々のプレイヤースキルはもちろんだが、7人の連携プレイが必須となる。予選トーナメントは今年の6月から順次行われており、現在6つあるワールドのうち4ワールドの代表チーム(ギルド)が本戦へと出場した。
午後1時15分の開始を予定していたバンクェット前半戦は、マシントラブルによりいきなり2時15分まで延期という、なんとも縁起の悪いスタートを切ってしまった。後ろにはパンヤの大会が同じステージで控えているため、本来は2チームごとに2試合が行われる予定を急遽変更。1回戦、2回戦ともに同時進行という強行スケジュールに。Etherワールド代表「あびびぶう」 vs Briahワールド代表「Billager_Riot」、Atziluthワールド代表「AHol」 vs Daathワールド代表「悪魔の鉄槌」というマッチングで試合は何とかアナウンス通りの2時15分に再開され、あびびぶうと悪魔の鉄槌がどちらもストレート勝ちで決勝戦へ駒を進めた。
昨年のバンクェットに比べると、この1年間で一部のクラス、スキルに調整が入った影響か、今回は短剣スカウトの姿が目立つ。武器の解除や防御力をダウンさせるブレイク系スキル、一時的に視界を奪うヴォイドダークネスと、ソーサラーの凍結系スキルの組み合わせが決まると、あとはウォーリアがとどめを刺すという鮮やかな連携プレイは見ていて実に爽快だ。視界を奪われてしまったプレイヤーに対して、会場の仲間から逃げる方向を指示する大声が飛ぶなど、オフライン大会ならでは様子もありバンクェットは昨年にも増しておおいに盛り上がっていた。
午後6時からの第2部は3位決定戦から始まり、Villager_Riotが3位、AHolが4位に。優勝は圧倒的な強さを見せた悪魔の鉄槌チーム、2位があびびぶうに決定した。この日最後のステージイベントということで時間は午後8時近く、あとは表彰式を待つだけ!のはずが、この時やたらと騒がしい一人の男性がステージに登場した。正視するのも辛い黒いスパッツ(?)姿の男性こそ、あのFEZ内で世界征服をもくろむ戦闘集団総統、江頭2:50である。遅くまで会場に残っていた来場者には嬉しいハプニングなのだが、正直「ファンタジーアース ゼロをプレイしたことがない」というコメントと、スパッツの下に隠されたビキニを見てしまった精神的ショックで、江頭2:50が何を話したのかよく思い出せない……。その後、気を取り直してステージ上では表彰式が無事進行。各チームに賞金が手渡された。
あのアヴァロンの鍵が、オンライン版で帰ってくる!
会場ではさまざまなステージイベントが開催されていたのだが、そちらに触れる前に、本イベントで発表された最新オンラインゲームについて紹介しておこう。ゲームポットはアーケードゲーム「アヴァロンの鍵」のゲーム化および運営権を取得、「アヴァロンの鍵 オンライン」の制作・サービスについて発表を行った。アヴァロンの鍵は2003年にセガが発売したアーケードゲームであり、トレーディングカードを使用する高い戦略性とフリーインフリーアウトと呼ばれる画期的な対戦スタイル、コレクション性の高いカードデザインなどで人気を博したタイトルだ。新カードのリリースは既に終了しているのだが、今回PCオンライン版での復活が決定した。企画・制作はセガ監修の元で、ゲームポットの子会社でありカードゲーム「Alteil - 神々の世界『ラヴァート』年代記」で知られるGPコアエッジが担当する。
ステージにはセガより、アヴァロンの鍵シリーズ チーフデザイナー田口氏、シリーズディレクターの金沢氏、GPコアエッジの制作ディレクター浅沼氏が登場。田口氏は事前にアヴァロンの鍵公式サイトにて、「アヴァロンを愛して下さっている皆様と久しぶりにお会いし、お話できれば」というメッセージとともに本イベントの詳細を記載しており、「10人ぐらい来てくれればいいかな」と思っていたそうだが、なんと会場には250名近いアヴァロンファンがかけつけていた。
15分ほどの短い発表ではあったが、「アヴァロンスタッフ総力をあげて、GPコアエッジに協力します」という力強いコメントもあり、ファンにとっては嬉しいかぎりであろう。会場からは「田口さん愛してる!」といった掛け声が飛び、その後のサイン会でも田口氏と金沢氏はファンに囲まれ嬉しそうに会話しており、本当にプレイヤーから愛されている作品とはこういうものなのだな……とちょっぴり心温まる光景であった。
この他、オープンβテストが始まったばかりのFPS「ペーパーマン」、「CABAL Online」の試遊台、仮面のゲームマスターとリアルアルテイルが楽しめるブース、串田アキラ氏が「疾走、ヤンキー魂。」の主題歌を熱唱してくれるライブなど、来場者を楽しませる内容がギュっと詰まった「ゲームポットフェスタ2008」。大人の社交辞令抜きに、ぜひ来年も開催してほしいものである。
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