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最終章を飾る東京会場で「リネージュII」次期大型アップデートの詳細発表

半年をかけて行われた「エヌ・シー・ジャパンが行く!〜日本縦断ユーザーカンファレンス 2008〜」が東京会場で幕を下ろした。ここでは、「セカンドスローン アルティメット 天空の覇者」の最新情報のほか、MMORPG新タイトル「AION」が公開された。

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 エヌ・シー・ジャパンは12月23日、MMORPG「リネージュII 〜The Chaotic Throne〜」のユーザーカンファレンス「エヌ・シー・ジャパンが行く!〜日本縦断ユーザーカンファレンス 2008〜」を東京都内の会場にて開催した。2008年の7月の福岡をかわきりに、広島、大阪、名古屋、札幌と5カ所で行ってきた本イベントもこの東京会場が最終回。来場者数620人という大規模なものとなった。

次期アップデート「セカンドスローン アルティメット 天空の覇者」は4月7日実装

天空の覇者のアップデート全体を表現するという、イメージイラストの1枚。飛行型モンスターと飛空艇、新エリア「グレシア大陸」が見える

 イベント最初のプログラムは、2009年4月7日実装となる次期大型アップデート「セカンドスローン アルティメット 天空の覇者(以下、天空の覇者)」に関する最新情報が発表された。過去のユーザーカンファレンスでもそれとなく伝えられてきた、飛空艇の登場と空中戦が実装され、リネージュII史上最大規模のものとなる予定だ。リネージュIIサービスチームの長瀬健裕氏はこのアップデートについて、「サービス当初から予定されながら実装が遅れていた飛空艇、第3の竜となる風竜などをようやくお目にかけることができます。このアップデートでリネージュIIは何もかもが大きく生まれ変わり、アルティメットという名にふさわしい究極のものになると確信しています」と述べた。

 会場では開発コーディネーターのシン・ミンス氏が、天空の覇者イメージイラストとともにアップデートの詳しい内容を解説した。まず、新エリアとなる「グレシア大陸」は既存マップからそのままでは進入できず、飛空艇での移動が必須となる。グレシア大陸には新たなモンスターはもちろん、新レイドボスも存在しているとのことだ。

 続けてグレシア大陸に存在する2つのダンジョン、「不滅の種」と「破滅の種」が紹介された。まず、不滅の種はインスタンスダンジョンの形式となり、プレイヤーがモンスターを倒すことでダンジョンを占領できる。その後はモンスターが逆に襲撃してくるため、これを防衛せねばならない。もう一方のダンジョン破滅の種は竜族が支配するダンジョンであり、出現するモンスターもほぼ全てが竜となっている。この2つのダンジョンの攻略状況はグレシア大陸全体に影響を与え、モンスターやレイドボスの出現が変化するようになっている。

インスタンスダンジョン「不滅の種」の外側と内部のイラスト

飛空艇で破滅の種に進入しているイメージと戦闘シーン

 続けて紹介された「古の空中戦場」が、2つのダンジョンの攻略とリンクした新レイドボスモンスターが現れる場所だ。空中戦場という名の通り、プレイヤーはここでボスモンスター相手にリネージュII初の空中戦を繰り広げることとなる。アデン世界に6体存在する竜のうち3番目の登場となる「風竜リンドビオル」天空の覇者キービジュアルが公開された他、従来の攻城戦とは違う、各城がもつ領地での領地戦という新しい戦争システムも詳細は不明だが導入されることを発表した。セカンドスローン アルティメット 天空の覇者に関する発表はここまでで終了。従来のリネージュIIにはない新要素が数多く用意されているが、より詳しい情報はこれから少しずつ明らかにされていくであろう。

ここから新システム・アイテムも実現した「クリエイティブ・コミュニケーション」

 過去のイベントも含め、来場者から寄せられた意見・要望に関してその場で答えていく「クリエイティブ・コミュニケーション」。回答者はエヌ・シー・ジャパン社内で“王子”と呼ばれているらしい、開発コーディネイターのシン・ミンス氏だ。今回はユーザーカンファレンス最終回ゆえに総集編として、今までに寄せられた約600件の意見の中でも、特に多かったもの、ユニークな内容などを順番に取り上げ解説していった。

 全国6カ所で行われたイベントの翌日には毎回韓国へ出張し、プレイヤーの要望を開発チームに直接伝えてきたというシン・ミンス氏だが、そのかいあってか大阪イベントで欲しいアイテムとして挙げられた「メガネ」が、日本独自アイテムとして既に開発が始まっている様子を韓国出張リポートのような形で来場者に見せてくれた。また、会場入り口に飾られていた2枚のイラストは、着物をリネージュIIの世界観にあわせてデザインした和風の衣装であることも説明された。



 また、従来から要望の高かったものとしてレベル別インスタンスダンジョンの追加、サーバー間戦争、グラフィックスの向上、種族別のヘアスタイルのバリエーションなどが挙げられた。特にサーバ間戦争については、先述の大規模アップデートで実装される領地戦として実現しそうだ。領地戦は各城が持つ領地で行う対人戦で、参加しているプレイヤーは名前が隠され、プレイヤー個人を特定できない状態で行われるという。もちろん領地戦に参加したくないプレイヤーは、通常通りに狩りを楽しめる。所属サーバをこえたサーバ間戦争についても実は企画が進行しており、実装次期はだいぶ先になりそうだが、いずれは可能になるという話だ。日本オリジナル/日本発のゲーム内イベントについても、「何か実装されるかも」「詳しいことはお楽しみに」といった、期待させる言葉がたびたび出てきたので、2009年のリネージュIIには大規模アップデート以外にも大きな変化が訪れそうである。

 お楽しみイベントとして会場では、「リネージュIIネットカフェ最強決定戦」関東エリアの決勝戦、1時間おきにスクリーンに映し出される動画を見た後、4択のクイズに答えるリプレイクイズ、そして本イベント恒例の「エヌ・シー・ジャパンからの挑戦状」拡大版などを実施。会場後方のアトラクションブースでもオーバーエンチャントに挑戦する「OEチャレンジ+16」、ゲーム内アイテムや携帯ストラップがもらえるリネージュIIガチャマシーンDXなどが行われていた。

 また、MMORPGの新タイトル「AION」の2009年夏、日本上陸がこの場で発表された。ムービーのみの紹介であり、βテストや正式サービスといった詳しい日程については一切不明ではあるが、リネージュIIの長所とリネージュIIにはないアクション性、バリエーション豊かなスキル制度を持つというAIONが日本でプレイできるのも、そう遠い日ではなさそうだ。


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