沸き起こる「変態!」コールに会場が一体となった「アイマスSP」765プロライブ
2月の「アイドルマスターSP」発売に先駆け、昨年12月に765プロ、961プロよりそれぞれリリースされたCDシングル。その購入者のみ参加することができる、シークレットライブの会場に潜入してきた。
バンダイナムコゲームスは2009年1月10日、東京・渋谷の渋谷パセラグランデにて、シークレットイベント「THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL 765 PRO SECRET EVENT」を開催した。
今回のイベントは、昨年12月10日に発売となったシングルCD「Colorful Days」、「オーバーマスター」購入者の中から、さらに抽選で選ばれた人だけが参加できた貴重なもの。ステージ上では、2月19日発売予定のPSP「アイドルマスターSP」の最新情報が公開されたほか、出演声優陣らによるゲーム対決やトーク、新曲ライブなども披露され、会場内は終始大きな熱気と興奮に包まれていた。
冒頭、まずは765プロ側から、天海春香役の中村繪里子さん、如月千早役の今井麻美さん、双海亜美・真美役の下田麻美さんらが「アイドルマスターSP」のテーマソングでもある「Colorful Days」を披露。曲が終わり、司会進行役の今井さんが「今年は765プロの魅力を思う存分味わっていただきたいと思います!」と挨拶すると、早くも会場のテンションは最高潮に達していた。
ところがここで「いやいやいや、今年は961プロの年にしますよ!」と、もはや「アイマス」関連のイベントではおなじみとなった“ガミP”こと坂上陽三プロデューサーが、765プロのライバルである961プロ側から、那覇響役の沼倉愛美さん、四条貴音役の原由実さんを引き連れて登場。いきなり765プロ側に挑戦状を叩きつけ、急遽765プロ対961プロによる二番勝負が行われることとなった。ちなみにこの日の坂上Pは、黒のコートにサングラス姿の“ブラック坂上”として参加。登場するやいなや、会場から一斉に「変態! 変態!」というコールが沸き起こっていたのが印象的だった。
二番勝負の1戦目は、765プロの所属アイドルたちの魅力を、5・7・5でどちらがよりうまく伝えられるかを競った「新春アイドル紹介対決」。765プロ側は、1回戦で下田さんが手堅く1勝をあげたものの、“双海亜美・真美”というお題に対し「亜美と真美、ふたり合わせりゃ、あまみだよ」と、ちゃっかり自分のキャラクターをアピールしようとした中村さんが2回戦でまさかの1敗。しかし1対1で迎えた3回戦、お題の“高槻やよい”に対し「ハイタッチ、ちょっとまちがえ、パイタッチ!!」と答えた坂上Pの下ネタ攻撃に、会場からは「ヘーンタイ! ヘーンタイ!」の大ブーイング。961プロの二人からもあきれられるという有様で、当然ながらここは765プロ側が圧勝。結局、2対1で1戦目は765プロ側が制した形となった。
続く2戦目は「アイドルマスターSP」の新要素“事務所モード”を使ったオーディション対決。これはPSPのアドホック通信機能を利用することにより、育てたアイドルをプレイヤー同士で戦わせることができるというモードで、それぞれ自分の持ちキャラを使い、オーディションのスコアを競い合った。
先ほどの対決では1敗してしまった中村さんだったが、今度の対決では1回戦でいきなり坂上Pを破る大金星をあげ、765プロ側がまずは先制。しかし2回戦、今度は下田さんが原さんに破れ、またも1対1で3回戦を迎えることに。結局、最後の今井vs.沼倉対決では接戦の末、僅差で沼倉さんが勝利をもぎ取り、2戦目は1対2で961プロ側の勝利となった。個人的には、765プロ側のキャラクターがレベル9〜10だったのに対し、961プロ側は全員レベル13だったのがちょっと気になったが……このへんが961プロと765プロの"資金力"の差ということだろうか。ということで、2番勝負は結局、トータル1勝1敗で引き分けという結果に終わった。
この後、会場では坂上Pから「アイドルマスターSP」に関する“大事な発表”が行われた。最初に先日の発売日延期発表についてお詫びした上で、坂上Pは「延期によって特典を2つ追加できました」と発表。まず、先着封入特典として、各バージョンの初回生産分に、PlayStation Storeからエクステンド衣装「スクールウェア」をダウンロードできるプロダクトコートが付属すること、そして2つ目、先日発表された「アイマス新カードゲーム」発売に先駆け、先行限定カード1枚が予約特典として封入されることがそれぞれ明らかにされた。ちなみに「アイマス新カードゲーム」の詳細については、2月に公式サイトなどで公開する予定とのことなのでお楽しみに。
最後はふたたびミニライブに。ここでは961プロ側が「オーバーマスター」を、765プロ側は「スキ」をそれぞれ披露し、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。なお今週行われたのは765プロ側のシークレットイベントという設定で、来週1月17日には961プロ側のイベントの開催も同会場にて予定されている。今回の対決では引き分けという結果に終わってしまったが、次回、果たして真の決着が付くことになるのか、来週のイベントも引き続き取材する予定なので楽しみにお待ちいただきたい。
中村繪里子さん:今回は年明け一つ目のイベントということで、あらためて新鮮な気持ちで臨みました。本当はみなさんへのお年玉というつもりだったんですが、逆に私たちがみなさんからパワーや気合い、希望をいただき、すごく“絆”を感じられるイベントだったと思います。
今井麻美さん:「アイマスSP」発売まであと1カ月半ほどですが、来て下さった皆さんには、ぜひ発売までのワクワク感を貯めて帰っていただければ。それから来たくても来られなかったみなさんにも、そんな私たちの気持ちが少しでも伝わっていればと思います。
下田麻美さん:今回、フルバージョンの「Colorful Days」を歌わせていただいたんですが、久しぶりに自分たちで試行錯誤しながら、振り付けも一生懸命考えました。メンバーも初期のメンバーで、シリーズが始まったばかりのような、ちょっと懐かしい気持ちになれました。
沼倉愛美さん:私としては今回で3回目のイベントになるんですが、なんだか会を重ねるにつれて規模が小さくなっているような(笑)。でもその分、お客さんとの距離がより近くなって、より大勢の人の顔が見られてよかったです。
原由実さん:私もこういう形式のイベントは初めてだったんですが、すごくアットホームで楽しかったです。今回は沼倉さんと2人だったんですが、いつもは(美希も入れて)3人で歌うことが多かったので、今回のように2人で歌うのは珍しいですね。来てくださった皆さんは、貴重なものが見られたと思います(笑)。
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