ファミカセ1051本のフルコンプリートセットが、まんだらけで展示中。価格は65万円→即売約:日々是遊戯
家庭用ゲーム機のはしりとして、かつて一大ブームを巻き起こしたファミリーコンピュータ。そのROMカートリッジ全1051本を集めた展示が、東京・秋葉原のまんだらけコンプレックスで行われている。
価格は65万円。高い? それとも安い?
1月10日より、東京・秋葉原のまんだらけコンプレックスで、歴代ファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)ソフト全1051本(ディスクシステム用ソフトは除く)のフルコンプリートセットの展示・販売が行われており、話題を呼んでいる。
展示されているのは、表通りに面した1階西側のディスプレイ部分。色とりどりのカートリッジが10メートル以上にわたって陳列されている様子は圧巻で、筆者が写真を撮っている間にも「うわあ懐かしい!!」「こんなにあったんだ!!」などと、多くの人が買い物途中の足を止めて展示に見入っている様子だった。ちなみにソフトは年代順にすべて並べられており、ウィンドウ部分には「その年の出来事」も合わせて貼られていたりするのが面白い。これによると、ファミコンが発売された1983年の主な出来事は「東京ディズニーランド開園」「三宅島噴火」など、最後のファミコンソフトが発売された1994年には「松本サリン事件」や「ビートたけしバイク事故」などが話題となっていた。
気になる価格はというと、1051本セットで65万円(税込)なり。1本あたりに換算すると約618円と意外に安く、「この価格ならちょっと欲しいかも……!」と一瞬食指が動きかけたものの、残念ながら筆者が訪れた14日の時点ではすでに「売約済」となっていた。スタッフによると、週明けの12日ごろにはすでに買い手が付いていたそうで、やはり同じようにビビッと来てしまった人がいたということだろう。ちなみに価格の決め方については「ソフトごとに設定された中古販売価格を単純に合計して、端数分をちょっと調整しただけです」(同店スタッフ)とのこと。自力でコンプリートする手間をまるまる省けると考えれば、やはりかなりのお値打ち品だったと思われる。
すでに買い手は付いているものの、展示自体は1月23日まで引き続き行われているそうなので、興味がある人は今のうちにぜひどうぞ。
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