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2度の挫折を乗り越えた独身ガルカが見た「FFXI」の素晴らしき世界感じるヴァナ・ディール(第9回)(1/2 ページ)

ヴァナ・ディールを旅して美しい風景と触れ合うSサイズのガルカのブラリ珍道中。冒険者の皆様、あけましておめでとうございます。今年一年も「なんとなく」な感じでヴァナ・ディールを漫遊していきますので、一緒に楽しみましょう!

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まぶしい初日の出を浴びに向かった先は

 新年がとっくに明けた2009年。今年は丑年ということもあってか、FFXIでは元旦から1月13日にかけて、巨大な牛のモンスター「バッファロー族」を追いかけるイベントが開催されていた。現実世界の干支と見事にリンクしたイベントで、2009年度のヴァナ・ディール生活を始めた僕は、プレイ祈願というわけではないが、初日の出を拝みに行くことにした。ただし、すぐに行けるような場所ではありがたみが少ないし、どうせなら見晴らし最高の絶景スポットのほうがいい。

(スクリーンショットでは見づらいが)アットワ地溝へは隣接するエリア「シャクラミの地下迷宮」を抜ける必要がある

 そこで思いついたのが、アラゴーニュ地方にあるアットワ地溝。ここには「パラダモの丘」と呼ばれる巨大な丘がある。以前、LSのメンバーとENMクエストに必要なアイテムを入手するため、この丘を登ったことがあるのだが、登山路の幅が狭くなかなか頂上にたどり着けなかった。そのぶん、苦労して到達した頂上から眺める景色に感動したのを覚えている。丘を登って朝日を見るというシチュエーションが、現実世界で言うところの富士山から初日の出を見るというビッグイベントとシンクロし、思いだせば出すほどワクワクしてきた。なにより最近、ある漫画の影響で無性に山登りがしたい僕にはピッタリ。ここまで明確な動機が揃っているのならば、もうパラダモの丘を登らざるを得ない。簡単な身支度を済ませた後、僕は一路アットワ地溝へと旅立った。

 アットワ地溝は西部と東部に分けられており、パラダモの丘は東部にある。ちなみに「アットワ」とはミスラ語で「渇き」という意味で、その名の由来どおりこの地は水辺はもちろん植物もほとんど生えておらず、ただ荒野のみが広がっている。巨大なパラダモの丘の姿は洞窟を抜けた先からでも拝めるのだが、いざ登ろうとすると東方向へさらに迂回しなければならない。道中にはゴブリン族、クァール族、サソリ族など危険なアクティブモンスターが徘徊しているため、低レベルの冒険者はインビジとスニークは必須。レベル75ならどれにも襲われないので、僕は悠々にモンスターを素通りして難なくパラダモの丘の登山口まで到着した。ここから、長く険しい山登りの始まりだ。

洞窟内にはヘクトアイズ族やワーム族が生息。前者はアクティブ(聴覚感知)なので低レベル冒険者は要注意
最初の洞窟を抜けた先に生息するワーム族は、よくソロでレベル上げをするときに倒していた。遠い場所だが意外な穴場かも?

アットワ地溝で有名(?)なモンスターと言えば、FFシリーズでも名の知られたアントリオン族。なかには地面に入った亀裂に潜んでいることもあり、その上を通ると襲われてしまう。スニークで移動すると安全だ

遠くから見るパラダモの丘。オーストラリアにあるエアーズロックのように、雄大にそびえ立っている
水辺もなく雨も降らないこの地域にも、大きな葉を生やした奇妙な植物が育っている

亀裂から吹き出す黒いガスが通行の妨げとなっており、パラダモの丘を目指すには迂回する必要があるのだ
アットワ地溝の西部はガスポニアという花が咲いている。冒険者が近づくと緑の毒霧を出す。また生息しているモンスターのレベルが高く、NMの出現ポイントも多数あるので高レベルの冒険者も要注意

 パラダモの丘は二度ほど登ったことがあるのだが、そのたびに思うのが山道が狭く分かりづらいということ。特にガルカにとって山道の狭さはかなりのプレッシャーで、いつも落ちないようにコントローラ操作には細心の注意を払っている……つもりでも、やはり落下してしまうのは、僕の心の弱さなのか。今回もいいところまで登りつめていたはずが、二度ほど失敗してしまった。ほかの冒険者と一緒に山登りをしているときは、「いや〜、ガルカって図体がデカイから落ちやすいのかなぁ〜?」などと決まりきった言い訳をつい口走ってしまうものだが、今回は自嘲気味に笑う必要がない。それが一人登山のいいところでもあるし、寂しいところでもあるのだが……。

パラダモの丘の登山口はこの場所(K-9付近)。頂上へ行けるルートは一通りしかないので何度もトライして覚えよう
山道にも黒いガスが噴出する亀裂があるが、場所によっては時間が経つと消えて通行できるようになるところがある
ここが山道一番の難所。上の道を進むのが正解なのだが、その段差が登りづらいのだ(ガルカだと特に!)

狭い道や長い骨の上を歩いたり……。よくこの経路を発見できたものだ。最初にパラダモの丘に登った冒険者に拍手!
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