ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

「AngelLoveOnline」次期アップデート「Season7〜忘却の都〜」実装間近――目玉は待望のハウジングシステム(2/2 ページ)

キューエンタテインメントが運営するMMORPG「AngelLoveOnline」では、2月26日に「Season7〜忘却の都〜」を実装する。それに先駆け、ひと足お先に体験リポートする。

PC用表示 関連情報
advertisement
前のページへ |       

新エリアはアラビアンナイトを彷彿とさせる砂漠地帯

 大規模アップデート忘却の都で追加される新規エリアは、既存マップ「サボテン高原」からつながる広大な砂漠地帯だ。かつては黄金に輝く美しい都市があったが雷が落ちて地割れができ、人の行き来が絶えて久しく忘れられた土地になっていた。時は流れ、機甲レース会場の工事中に再発見された砂漠の土地は、悪魔達の拠点と化していた、というのが第5話目にあたるメインシナリオである。

 Taipei Game Show記事ではレベルキャップ120から130への解放に伴い、Lv130以上の上級者向けエリアであるとお伝えしたが、実際には入り口に近い月牙峡谷付近はLv80以上のパーティ対象の中級向け。「千夜魔宮」でLv115以上のパーティ向けとなっている。このあたりに出没するモンスターはHPが高く、他のLv80向けエリアと比べると難易度は高めだが、その分経験値が美味しいのが特徴だ。千夜魔宮に続く最深部「蛇神の閨」は、パーティを組まねば入れないインスタンスダンジョンである。内部は複数の部屋に分かれており、各部屋に設定された条件を満たさなければ、次には進めない。また、メインシナリオとは別のクエストや中ボスモンスターも用意されており、一度ではクリアしきれないボリュームのようだ。また、レベル105以上対象の新武器、防具もモンスターからのドロップアイテムとして登場する。


機甲&ペット、ついにパンダ型機甲が!

 Angel Loveの大型アップデートといえば個人的には機甲のデザインを一番楽しみにしている。単純にカワイイだけでなく、予想外の動きを見せてくれる機甲だが、今回はアヒル付きバスタブとパンダ型デザインの2種類が用意されている。ノーマルバージョンと上級バージョンがそれぞれあり、最低でもレベル105以上の制限付きだ。これまで開発もとのUserJoyに何度かインタビューした際、パンダ型の機甲について尋ねてみると「複雑な大人の事情」でパンダの実装は不可能との返答が常であった。それが今回はぬいぐるみっぽいデザインとは言え、笹を背負った間違いなくパンダの機甲である。大人の難しい事情が解消されたことを、ここは素直に喜びたい。

 騎乗ペットとしては砂漠地帯に合わせて、ラクダとダチョウの2種類を実装。どちらも防御力が高まる他、移動速度+50〜60%と実用性は高い。レベル105以上の上級者向けではあるが、戦闘系キャラクターならぜひとも手に入れたいところだ。


 以上が、AngelLoveOnline次期アップデート「Season7〜忘却の都〜」の内容である。同社執行役員兼オンライン事業本部本部長 森健志氏に台湾バージョンとの差など詳しい話を聴くことができたのだが、森氏によればハウジングシステムは、日本側が2年前から強い要望を出し続けた結果、ようやく実現したものだと言う。

 ただし、台湾バージョンでは一番サイズの小さいミニハウスも含め、家具類も8割が有料アイテムとして実装されている。と言うのも台湾では生産職を選ぶプレイヤーが、日本に比べて非常に少ないのが理由とのこと。しかし、日本でそのやり方は通用しないと判断し、家具生産のためのレシピ詳細はすべてキューエンタテインメント側が考案。現在の日本バージョンになったという話だ。もちろん、今後追加実装される家具についても、生産レシピは日本独自に作られる。「我々としては日本のプレイヤーのために、バランス調整や独自仕様を頑張ったという自負があります。Season7〜忘却の都〜を楽しみにしていてください」とのコメントを森氏からはいただいた。

 毎回ハウジング周りの機能やアイテムが追加されるたびに日本独自仕様を用意するというのは、開発元にとっても当然大きな負担となるはずだ。しかしTaipei Game Showインタビューで「日本市場をたいへん重要視している」と述べただけあり、日本のプレイヤーに受け入れられるように、キューエンタテインメントの意見を尊重し、可能な限り要求に応えてくれている。 待望のハウジングが手に入るかどうかは運次第だが、とりあえずアップデート当日までは、公式サイトの体験版Flashであれやこれやと試して楽しんでみてほしい。

(C)2006-2008 UserJoy Technology Co., Ltd.
(C)2006-2008 Q Entertainment Inc.


前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る