みんなでミスをするのも楽しい――「みんなでスペランカー」発売記念パーティー
アイレムソフトウェアエンジニアリングは3月13日、PS3での配信を記念したパーティーを開催。「みんなでスペランカー」のゲーム内容も紹介する。
みんなでスペランカー
アイレムソフトウェアエンジニアリングは3月13日、プレイステーション 3専用ソフト「みんなでスペランカー」の発売を記念して、ゲーム業界関係者を招いたプレミアムパーティー「SPELUNKER LOUNGE」をEIZO ガレリア銀座で開催した。
記念パーティーは「スペランカー」を試遊し、それを肴に食事や会話を楽しもうというもの。途中、対戦モード「みんなで競争」を使った飛び入り自由のゲーム大会も行われ、和気あいあいと時を過ごした。優勝者には石川県産の特製ワインがプレゼントされるとあって、筆者も挑戦してみたが、いつものミスBGMが鳴り響くばかり……。序盤でぐずぐずしていたのがアダになり、残念ながらワインを獲得することはできなかったが、さすがは「スペランカー」。ミスしてもなぜか笑顔になっているのだった。
史上最弱の主人公が帰ってきた
1983年、ATARI-8 bit向けに発売された地底探検をテーマにしたアクションンゲーム「スペランカー」は、1985年にアイレムよりファミリーコンピュータ向けに発売された。ちょっとした段差でミスとなる“ゲーム史上最弱の主人公”として名をはせた「スペランカー」は、累計販売本数約42万本を記録。東京ゲームショウ2007で開催された「レトロゲームアワード」で、優秀賞を獲得したほどゲームプレイヤーの記憶に残る伝説のタイトルだった。そんな「スペランカー」がプレイステーション 3で帰ってくる。
コンセプトはずばり“みんなで楽しむスペランカー”。オンライン、オフラインのマルチプレイに対応しており、全100面の大冒険が待ち受けている。グラフィックも刷新されているが、懐かしいクラシックモードでも遊べるからうれしい。もちろん、スペランカーが段差に弱いのはそのままだ。
ゲームモードは、1人でプレイする「ひとりで探検」。みんなで協力しながらステージクリアを目指す「みんなで探検」(オンライン最大6人/オフライン最大4人)、みんなでクリアタイムを競う「みんなで競争」(オンライン最大6人/オフライン最大4人)、ハイスコアやクリアタイムのランキングはもちろん、各プレイヤーのミス数やゆうれい撃退数などを確認する「オンラインランキング」、そして基本的な操作方法を学べる「チュートリアル」の5つ。
1人プレイ、マルチプレイの各ステージに1枚ずつ散らばる石版を集めると、「1つの絵」が完成する。この絵に込められた意味とは? 衝撃の真実が明かされる?
なお。最弱の主人公を彩るさまざまなミスモーションも、ファンにはうれしい限りだろう。「ダイナマイトの爆発に巻き込まれるミスモーション」「エネルギーが無くなってしまったミスモーション」「フラッシュに触れてしまったミスモーション」「炎に触れて燃え尽きてしまったミスモーション」「転がる大岩につぶされ、ぺちゃんこになってしまったミスモーション」「高いところから落下してしまったミスモーション」「ちょっとした落とし穴につまづいたミスモーション」など。
PlayStation Home内に、みんなでスペランカータイトルラウンジ「洞窟探険家が集う場所」設立
アイレムソフトウェアエンジニアリングは、PlayStation Home内に専用のみんなでスペランカータイトルラウンジ「洞窟探険家が集う場所」が用意される。みんなでスペランカーラウンジ(洞窟探険家が集う場所)では、まるでスペランカーの世界に迷い込んだよう。薄暗い洞窟の中では、カギなどのアイテム展示や、ムービー視聴、おなじみのコウモリや偶像、そしてトロッコなどが登場する。さらに、ラウンジ内で出会った仲間を誘って、「みんなでスペランカー」をいっしょにプレイすることができるマッチング機能を備えている。ラウンジ開始日は2009年3月予定。
「みんなでスペランカー」 | |
対応機種 | プレイステーション 3 |
ジャンル | 洞窟探険アクション |
配信開始日 | 2009年3月配信予定 |
販売価格(税込) | 2400円 |
(C)1985,2008 IREM SOFTWARE ENGINEERING INC.
Licensed by Tozai, Inc.
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 日々是遊戯:意外に死なない!? 「みんなでスペランカー」を触ってきた
「TGS 2008」のアイレムブースで、初公開となるプレイアブルバージョンが出展されていた、PS3専用ソフト「みんなでスペランカー」。ちょっと今さらですが、会場で実際に触ってみた感想をお届けします。 - 東京ゲームショウ2008 SCEJブース:かわいいリビッツから、かよわいスペランカーまで――PS3のタイトルをプレイしてきました
SCEJブースで遊べたプレイステーション 3のタイトルについて、プレイリポートをお届けする。最新作からマニアックなダウンロード専売タイトルまで、各種取りそろえております。 - 東京ゲームショウ2008 アイレムソフトウェアエンジニアリングブース:東京ゲームショウに“起震車”現る
- 日々是遊戯:またもよみがえるトラウマ!? 「スペランカー」先生が今度はサウンドボトルキャップに
「ファミコン史上最弱の主人公」の名を欲しいままにした、あの「スペランカー」先生が、以前紹介したソフビフィギュアに続いて、なんと今度はサウンドボトルキャップとして発売されることが判明した。 - 日々是遊戯:今年も渾身のネタが満載! 2008年のエイプリルフールを振り返ってみる
今年はYahoo! JapanやGoogleも参戦するなど、例年にもまして激戦の様相を呈したエイプリルフール。そんな中、ゲーム業界では一体どんな「嘘ニュース」があったのか、あらためて振り返ってみることにしよう。 - 日々是遊戯:思わずイジ……守ってあげたくなる!? あの「スペランカー」がソフビフィギュアに
「史上最弱の主人公」の名を欲しいままにした、伝説のファミコンヒーローがソフビフィギュアになってこの春発売されるという。これがまた、ファミコン世代なら思わず守ってあげたくなるかわいさだったので紹介したい。