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運命の人はどこですか? がんばるネカマの「ルーセントハート」体験記(前編)(2/3 ページ)

前々から一度「ネカマ」というものに憧れていた筆者。せっかくだからと、「ルーセントハート」デビューをきっかけに、ネカマデビューもしちゃいました!

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 無事に転職クエストを終えると、いよいよモンスター討伐のクエストが発生。なになに、「ハニービー」を倒して蜂蜜を取ってきてほしい? えーと、それくらい自分で買ってきなさいよ! って気もするけど、まあ腕ならしにはちょうどいいかもね。ほかにもいろんな人に話しかけてみると、なにやらいろんなクエストを発見。なんか手紙を渡してきてほしいとか、モンスターを倒してほしいとか、ちょっとここの人たち、みんな他人に頼りすぎじゃないかしら。まあ、わたしがカワイイからついお願いしたくなっちゃう気持ちも分からなくはないけど……。

 ――などと勝手な妄想で盛り上がりつつ街の外へ。当然ながら街の周辺にいるモンスターは大して強くないものばかりなので、調子に乗ってスキルを習い忘れていたりでもしないかぎり、やられることはまずないだろう。序盤はこんな感じで、街の人の依頼を片っ端からこなしつつ、2次転職が可能になる「レベル10」を目指してキャラクターを育成していくことになる。

街は困った人で溢れている。忘れずにすべて話を聞いてあげよう
まずは街の近くにある「ヘラクレスの丘」で腕試し
おぼえたばかりのファイヤーボールわたしの魔法を受けてみなさい! ていっ

「!」マークは新クエストの印

黄色いビックリマークを見かけたら、忘れずに話しかけよう

 冒険を進めるうえで目印になるのが、人々の頭上に表示されている「!」マーク。黄色い「!」マークは、その人から新しいクエストを受けられることを表しているので、何をしたらいいか分からなくなったら、とりあえずマップを開いて、黄色い「!」マークの人を探してみるといいだろう。序盤はトリーアを拠点にしながら、新しいクエストをどんどんこなしていくだけで自然にレベルも上がっていくはずだ。ちなみに赤い「!」マークは、まだレベルが足りなくて受けられないクエストなので注意!

はじめての出会い、はじめてのお友達

もしかすると、自己紹介欄に「右も左も分かりません」と書いておいたせいかも

 さて、そんなこんなでしばらく街の近くで戦っていると、突如体が不思議な光に包まれ、減っていた体力が一気に満タンまで回復した。見ると、どうやら苦戦しているのを見かねた通りすがりの人が回復魔法で援護してくれた様子。ほかにも街の中を歩いているだけで、いつのまにか強化魔法がいくつもかけられていたり、もしかしてわたし、ちょっとしたモテモテ状態!? 別のゲームを男性キャラでプレイしていた時には、心なしかみんなもっとドライだった気がするのだが、やっぱり女性キャラというのが効いているのか、それとも「ルーセントハート」のプレイヤーがやさしいのか……。いずれにしても、この分なら意外に早く「運命の人」にも出会えるかもしれない。

 なんてことを考えながら引き続き戦っていたら、今度は別の方からパーティのお誘いが。すわ、もう運命の人が!? と思ったら、誘ってくださったのはかわいい女性マジシャンの方。レベル的にはだいぶ差があったものの、せっかくのお誘いだったのでパーティに混ぜてもらい、その方のお友達と一緒にクエストを手伝ってもらうことになった。

 はじめてのパーティ体験ということで、最初は「しゃべり方などから男とバレるのでは」とドキドキしていたものの、しばらく一緒に遊んでいるうちに、それがまったくの杞憂であったことが分かった。というか、そもそもバレるとかバレないとか以前に、みんな「中の人」の性別がどっちかなんて、大して気にしていない様子。もしかしたら心の中では「こいつ絶対男だ!」とか思われていたかもしれないが、少なくとも面と向かって詰問されるようなことはなかったので、とりあえずここは合格点ということにしておきたい。世間は意外とネカマにやさしかったのだ。

 ともあれ、おかげで面倒な収集・討伐系のクエストもアッと言う間に終わらせることができ、一気にレベルもアップ。最後はすっかり仲良しになり、フレンド登録もさせてもらって、互いに別れを惜しみつつ解散したのだった。

はじめてパーティに誘ってもらえた! うれしい反面、いろんな意味で緊張
なんか、わたしがすごい魔法使ってるみたいに……見えませんよね
お手伝いの甲斐あって一気にレベル12に。氷の魔法もおぼえて戦力アップ!

初のダンジョン戦が待ち受ける「2次転職」クエスト

 レベル10になると、いよいよ2次職へと進むための「2次転職」クエストが受けられるようになる。ここでは最終的に、トリーアの近郊にある「トリーア地下水道」へと進み、奥にある「騎士の証」を取って来なければならない。初のダンジョン戦ということでやや難易度は高めだが、落ち着いて1歩ずつ進んでいけば一人でも十分にクリアは可能。無事に「騎士の証」を持ち帰ることができれば、ファイターは「ナイト」か「ガンナー」に、メイジは「マジシャン」か「プリースト」に転職できるようになる。

ここが地下水道の入り口。一度入ると、出口を見つけるまで出られないので注意!
中には手強いモンスターたちが。1匹ずつおびき寄せて戦っていこう
奥にある宝箱を開けて、無事に「騎士の証」ゲット!

いよいよ出会えた「運命の人」?

 かくして、初のパーティプレイで自信を持った筆者は、いよいよ「ルーセントハート」最大の特徴である「ほしとも」システムにチャレンジしてみることに。

 「ほしとも」とは、「ルーセントハート」独自のシステムのひとつで、フレンド機能の言わば上位版のようなもの。フレンドと違って、「ほしとも」になれるのは異性のキャラクターのみと決まっており、さらに関係を深めて「親友」になることで、一緒に戦いながら仲を深めていったり、またキスやハグといった「恋人専用エモーション」が使えるようになったりと、様々ないいことがある。要するに、フレンド以上の「ステディな関係」になれるというわけだ。“究極のネカマプレイ”を目指すにあたって、これを避けて通るテはないでしょう!!

相手に求める条件と、自己紹介を書いて登録完了。あとは待つのみ!

 「ほしとも」を見つけるには、まずゲーム内で愛神クピドのもとへ行き、「自分の人間性」と「理想の友達の条件」を登録しておく必要がある。すると現実時間で1日に3回、クピドが自動的に、条件に合った相手を見つけてマッチングしてくれるというわけだ。えーと、相手の年齢は20〜25歳、レベルは自分と同じくらい、性格はやっぱり親切な人がいいわよね……って、なんだかお見合い相談みたいでちょっとドキドキしてきたぞ。最後に「はじめたばっかりですけど、思い切って登録してみました!!」と自己紹介文を書いて登録完了。あとはクピドが理想の相手を見つけてくれるよう祈るだけだが……。

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