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ゴンゾ、マザーズ上場廃止の見通し 債務超過解消できず
GDHから社名変更したゴンゾが債務超過を解消できず、東証マザーズの上場廃止基準に抵触。6月提出予定の有報で確認後、上場廃止が決まる見通し。
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東京証券取引所は4月1日、マザーズ上場でアニメ制作を手がけるゴンゾ(同日付けでGDHから社名変更)を監理銘柄(確認中)に指定した。同社が2009年3月期中に債務超過を解消できない見通しになり、上場廃止基準に抵触するため。6月下旬予定の有価証券報告書提出日に整理銘柄に指定され、その1カ月後に上場廃止となる見通し。
同社はDVDの販売不振に加え、アニメ作品の権利取得を図ったSPC(特別目的会社)や製作委員会への出資が負担になり、2008年3月期決算で債務超過に転落。その後予定していた増資計画が一部中止になり、09年3月期の自己資本は9億8600万円のマイナスになる見通し。
マザーズは、上場企業が債務超過に陥った場合、1年以内に債務超過を解消できなければ上場を廃止すると定めている。
同社は経営再建に向け、希望退職者の募集などを実施したほか、100%子会社だったゴンゾを吸収合併するなどの再編も実施していた。今後、リストラ策をさらに徹底して財務基盤の強化と早期黒字転換を目指し、「中長期の成長、再上場を目指し、事業力、収益力の回復にまい進していく覚悟」としている。
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