ラブラブへの道は遠かった……!? がんばるネカマの「ルーセントハート」体験記(後編)(1/3 ページ)
なぜか「ルーセントハート」でネカマプレイをすることになってしまった筆者。前回、ついに念願の「ほしとも」と出会うことに成功したものの……?
ようやくスタートラインに立った?
前回、ガマニアデジタルエンターテインメントのMMORPG「ルーセントハート」で、戸惑いつつも念願のネカマデビューを果たした筆者(ネカマデビューに至った経緯については前回の記事参照)。キューピッドの導きにより、無事に運命の相手「ほしとも」も見つけることができたわけですが、もちろんこれで終わりではありません。むしろ「ほしとも」と出会ってからが「ルーセントハート」の真骨頂であり、真のネカマ力(ぢから)が問われるところ! というわけで今回は、まだ出会ったばかりの「ほしとも」さんと、さらに愛を深めていく様子をお届けしたいと思います。
まあ、中の人は男なんですけれども、そこはあえて突っ込まない方向でひとつ。エヘっ☆
ほしともさんと、はじめてのラビリンス
その前にまずは、「ルーセントハート」最大の特徴とも言える「ほしとも」システムについて簡単におさらいしておこう。
「ほしとも」とは、オンラインゲームでよくある「フレンド」機能をもうちょっとだけ拡張したもので、一言で言えば「フレンドよりもう少しだけ親しい間柄」になれるというもの。フレンドと違って「ほしとも」になれるのは異性のキャラクターのみと決まっており、プレイを重ねて「ほしとも」から「親友」へ、やがては「恋人」へと関係を深めていくことで、キスやハグといった専用のエモーションが使えるようになったり、専用のレアアイテムを入手できるようになったりする。もちろん「ほしとも」がいなくてもゲームの進行にまったく支障はないが、ネカマだってやっぱり「ほしとも」が欲しい! ということで前回、近所のお見合いおばちゃんのごとき愛神クピドの働きにより、自分に合った「ほしとも」を探してもらうことに成功した筆者なのでした。
「ほしとも」ができたら、まず真っ先にお願いしようと思っていたのが、一人で挑むにはちょっと危険な「ラビリンス(ダンジョンのようなもの)」系クエストのお手伝い。フィールドに出現するモンスターに比べ、ラビリンス内のモンスターはかなりの精鋭ぞろい。しかも一体ずつおびき出して戦うのが難しいため、一人で挑戦する場合にはかなりレベルが高くないと厳しい。聞いてみると案の定、ほしともさんも同じクエストが手つかずのまま残っており、どうせならばと二人で挑戦してみることになった。
今回挑んだのは、街のすぐ近くにある「トリーア地下水道」。以前よく分からずに入ってフルボッコにされたトラウマがちょっと蘇ったものの、今度は二人! 堅いけど戦闘中の回復手段を持たないナイトと、回復魔法が使えるけど豆腐のように柔らかいプリーストという、互いに一長一短のコンビでしたが、ほしともさんがまずは先行して敵を引きつけ、筆者が少し離れたところから魔法でサポート――という作戦で進んでいくと、二人でも十分に戦えることが判明。……うん、イケる! 一人で遊んでた時よりもすることが増えてちょっと混乱しそうだけど、役割分担ができたことでぐっとRPGらしくなった。
途中、うっかり大量の敵に絡まれてしまったり、筆者に敵のターゲットが向いてしまいヒヤリとした場面もあったりしたものの、そのたびにほしともさんが敵を引きつけてくれ、かろうじて乗り切ることに成功。なんとか宝箱までたどり着けた時には、二人で思わず「やったね!」「やりましたね!」などと声をかけあってしまった。うーん、昨日出会ったばかりなのに、なんだかちょっといい感じかも。はっ、べ、別にドキドキなんかしてないんだからねっ!
星石の数だけ存在する「ラビリンス」に挑め!
「トリーア地下水道」は自由に出入りすることができたが、ここはいわば練習用のラビリンスのようなもの。これ以降のラビリンスは、フィールドにある「星石召喚台」に「星石」という特殊なアイテムをはめ込むことで生成される形となる。生成されるラビリンスの種類や構造は、はめ込んだ星石の組み合わせによって決定。星石はクエストNPCからもらったり、モンスターが時おりドロップしたりするので、見つけたら大切に取っておくようにしよう。
ラビリンス内には危険も多いが、それだけに得られる報酬や経験値も別格。効率よくレベルを上げたい時、レアな生産材料などが欲しい場合など、積極的に利用していきたいところだ。
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