他者とのつながりが生存のカギか？　「絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-」

アイレムソフトウェアエンジニアリングは4月23日、サバイバル・アクションアドベンチャーの最新作を、PSPで発売する。

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彼女の歌が生きる希望となる

　都市災害による極限状態の中を、知恵と勇気と思いやりを駆使して生き延び、脱出を目指すサバイバル・アクションアドベンチャー「絶体絶命都市」の最新作がPSPで発売される。

　「絶体絶命都市」は2002年、地震によって崩壊した都市から、さまざまな困難を乗り越えて脱出を目指す内容で、そして2006年、続編として集中豪雨によって水没した地下都市からの脱出を描く内容で、プレイステーション 2から発売された。そして最新作では、都市災害の中での他者とのかかわりを重視されている。

　巨大地震に見舞われたプレイヤーは、断続的に続く余震の中、崩壊しガレキと化した建造物や、行く手を阻む火災に悩まされながら、災害都市からの脱出を目指す。衝撃や転倒といった物理的なダメージだけでなく、不安や恐怖心など心理的なストレスの影響を「生命力ゲージ」としてゲームに反映しているのが特徴だ。

　会話中の選択や行動によって主人公の性格が3タイプに変化し、それぞれの性格で受けるストレスや解消されるストレスの度合いが異なる。性格によっても、災害への対応の仕方が変わってくる。極限状態に追い詰められた人間が織りなすドラマは、あなた次第でいかようにも変化していくのだ。

　ゲーム中に入手できる「災害マニュアル」は、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏が監修。ゲームの攻略だけでなく、万が一の時にも役立つ情報となっている。

　また、最大の特徴としては、シリーズの初の4人マルチプレイに対応している点。他のプレイヤーと協力しながら、災害都市脱出を目指す。

主人公は、大規模な開発により多数のビルが建ち並び、大勢の人々が性格する都市となった島「セントラルアイランド」に入るための海底トンネル内で巨大地震に遭遇する

緊張や不安がストレスとなり、主人公の体力をむしばんでいく生命力ゲージは、休息や食事、優しい言葉や彼女の歌を聴くことで癒されていく

会話中の選択肢や困っている人への対応、行動の大胆さ、危険な場所でのとっさの判断など、プレイヤーの選択や行動により、「情熱型」「冷静型」「臆病型」など主人公の性格が変化していく

ゲームを進めていくと主人公は、有益な情報やアイテムを入手することになる

通信プレイモードはクエスト制となり、ほかのプレイヤーと協力しあい、脱出を試みる。なお、クエストをクリアするか、ストーリーモードを進めると新たなクエストが追加される。通信プレイモードで条件を満たし無事脱出できると、新しいクエストのほか、コスチューム、コンパスなど入手できる