セガ×トライエースの新作RPGプロジェクト始動――「End of Eternity(エンド オブ エタニティ)」
セガは、プレイステーション 3/Xbox 360向けRPG「エンド オブ エタニティ」を2009年冬に発売する。
終わりゆく世界で“運命”が交錯し、物語は始まる
セガとトライエースが手を携え、新たなRPGの地平を切り開く。「End of Eternity(エンド オブ エタニティ)」(以下、EoE)は、プレイステーション 3/Xbox 360向けとして2009年冬を目処に開発が進められている。
物語の舞台は、人が生きていくことさえ困難なほどに汚染が進み、荒廃した地球。天頂に向かってそびえ立つ巨大な機械「バーゼル」の中でしか生き永らえぬ人々を通し、太古に忘れ去られた秘密を暴く――。奥深いストーリーと銃弾飛び交う激しいバトル。数々のRPGを手がけたトライエースとセガによる次世代機向け完全新作RPGが登場する。
荒廃した地球、天頂に向かってそびえる機械の塔
「EoE」の舞台は、汚染され荒廃し生きることさえ困難になった地球。太古の人類は高度な技術を用い、生きていくために巨大な環境維持装置「バーゼル」を創り出した。
無数の歯車や鉄柱によって形成され、天頂に向かってそびえ立つ巨大な機械「バーゼル」。長い年月を経たため「バーゼル」自体の環境維持機能が失われつつあるが、そこで暮らす人々はその存在理由すら知らずに、「バーゼル」の内部で生活している。
「バーゼル」は複数の階層によって構成され、上層部分には宗教施設や支配階級の邸宅が配置され、下層にいくに従って荒廃した街や鉱脈が現れる。ゆっくりと回転する歯車や金網から漏れる光などの非常に細やかな作りこみと、時間の経過とともに違う表情を見せる街の様子が、荒廃していながらも美しい「EoE」の世界を彩る。
交錯する“運命”と“絆”によって描き出されるストーリー
撃たれて死ぬはずだった少年「ゼファー」。壊滅した戦闘部隊の生き残り「ヴァシュロン」。定められた運命に抗うため、自らの命を絶とうとする少女「実験体20号」。彼らの生命の灯は神の加護によって護られるものなのか、それとも――。
次第に明らかになる彼らの過去と「バーゼル」に隠された秘密。自らの生命を賭して運命に対峙した3人は、その真実の意味を知ることになる。主人公たちのバックグラウンドストーリーや関係性を丁寧に描き、背景まで含めた人物像を浮き上がらせることで、より深く感情移入のできる物語が展開される。
なお、「EoE」での戦闘は、ハンドガン・マシンガンなどの銃火器を駆使し、セミリアルタイムで展開される。装備する武器の選択や組み合わせのバリエーション、パーティーメンバーとの連携など、戦略性を持たせつつ、シンプルな操作でプレイが可能だ。アクションゲームが苦手な方でも簡単に迫力のバトルを体感することができることだろう。
――遠い未来、地球。
毒された大気は地上に沈殿し、捻じ曲がった地軸は地上から時間の概念を奪っていった。生存さえも脅かされた人類は、天まで届く巨大な環境維持装置「バーゼル」を作り上げ、惑星と自らをその管理下に置いた。
「バーゼル」の機能により大気の浄化が行われ、生き永らえるために人々はそこに群がり、その内部に入り込み、街をつくって生活を始める。しかし、長い年月を経て、「バーゼル」しか知らない人類が歴史を重ね繁栄することで、逆に「バーゼル」が蝕まれその機能を低下していく。人々はいつしか過去の事実を忘れ、小さな世界に引きこもり、過ちを繰り返していた――。
幼い頃から施設で育った少年。数年前、ある事件を起こし、依頼を受けて制圧に来たヴァシュロンと出会う。そこでヴァシュロンに撃たれて致命傷を負ったはずだが、何故かかすり傷ひとつ負わなかった。現在はヴァシュロンとともに、報酬と引き替えにさまざまな依頼を請け負う“PMF(Private Military Firms)”として生活している
ゼファーとともに暮らす元軍人。PMFを生業としている。「少年が暴れているので制圧して欲しい」との依頼を受け、そこでゼファーと出会う。大規模戦闘によって壊滅状態になった戦闘部隊の生き残りだが、過去については多くを語らない
生後間もない頃から研究所の被験者「実験体20号」として育てられた少女。ある実験のため生後20年で死ぬように設定されている。19歳の誕生日を迎えたある日、自分に残された時間が少ないという事実を知り、研究所を抜け出す。20歳の誕生日になる前に自らの命を絶つことで、定められた運命に抗おうとしたのだが……
「End of Eternity」(エンド オブ エタニティ) | |
対応機種 | プレイステーション 3/Xbox 360 |
ジャンル | RPG |
発売日 | 2009年冬 |
価格 | 未定 |
プレイ人数 | 1人 |
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