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大切なのはそれがズボンなのかパンツなのかということだ!!――「ストライクウィッチーズ みんながいるからできること!」イベントリポート(2/2 ページ)

人気アニメ「ストライクウィッチーズ」のファン感謝トーク&ライブイベント「みんながいるからできること!」が東京・両国のKFCホールで開催された。

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パンツ論争のエピソードが暴露され、カオスな時間が過ぎていく

パンツ論争で大盛り上がりの島田フミカネさん(左から2番目)と鈴木貴昭さん(左から3番目)

 続いて多くの動画サイトのタグになっている「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」の話題になり、欠席している高村監督のズボンに対するこだわりが暴露された。当時制作現場ではウィッチーズの下半身を包む制服について「パンツじゃないならあれは一体何なんだ?」という議論が巻き起こっており、伝説となった第7話の脚本を担当した浦畑達彦さんが「あれは“パンツルック”のパンツじゃないか」と述べたところ、監督が「違う! あれはズボンだ!」と強硬に押したそうだ。島田さんもトラウザーズではどうかと打診したが、監督は「違う! そういう分かりにくいものじゃなくて、もっと心に響くものを僕は押すんだ!」と熱弁。全話の制作を通じて高村監督がもっとも強く監督権限を発揮し、“ズボン”に決定したそうだ。

 ……この辺りでキャストのみなさんが引き始めるが、最年長の園崎さんが何とかフォロー。「パンツ論争のとき、台本には見間違えることなくパンツと書いてあって、『パンツじゃないってキャッチコピーあったよね』とみんなで話していたんです。毎回スタッフさんたちと台本の調整をするのですが、その回の台本の直し打ち合わせが非常に長くて、何を揉めてるんだろうかって不思議でした。その後『ここはズボンでお願いします』と修正の案内をいただいて、『ズボンですか!?』といいながら台本を直しました」と当時の状況をキャストの立場から説明してくれる。最後に鈴木さんが「恥ずかしくなかったらズボン、恥ずかしかったらパンツかもしれません」と謎のコメントで締め、前半戦が終了した。

気を取り直して第2期のお話に……

イベント中には鈴木さんがPS2版のゲームをプレイし、それに声優さんたちが生で声を当てるシーンもあった

 キャストのみなさんがいったん退場し、島田さんと鈴木さんが居残り。今夏に発売予定のゲームに関して島田さんは「世間はズボンを認めるのか」、鈴木さんは「CERO Zとかになったらどうしよう」と相変わらずの様子だ。パンツ論争中、観客の多くがほとんど笑いっぱなしだったのはいうまでもない。肝心のゲームについては作中の絵を高村監督自らがPhotoshopで修正を加えたりしているということなので、そのデキには期待できるだろう。

 その後、島田さん直筆イラスト入りTシャツなどの豪華賞品が当たる大抽選会を経て、第2期についても島田氏や鈴木氏から軽く触れられた。しかし、まだまだこれから作っていくというところで、はっきりとはいえないそうだ。

ライブで始まったのだから、終わりもライブで!!

石田燿子さんが「プライベート・ウィング」で会場に火を付ける

 ゲーム版のオープニングテーマも石田燿子さんが担当するそうだ。今回のイベントでは特別にその楽曲、「プライベート・ウィング」を先行披露! 1期のオープニングテーマに引き続き、疾走間のあるポップチューンだ。

 石田さんが歌い終えるといきなりエイラとサーニャの会話が始まる。ということは!? 期待通り、勝手にステージに上がって怒られないかと心配するサーニャにエイラが「誰だってサーニャの歌が聴きたいはずだよ! それにもし怒られても、サーニャのことは私が守る!」と宣言し、2人で「Sweet Duet」を歌い上げる。見つめ合って手をつなぐ2人に観客も頬の緩みを隠せない。続いて他のウィッチーズも登場し、1期のエンディングテーマ「ブックマーク ア・ヘッド」をフルコーラスで熱唱して大団円へ。


エンディングのムービーをバックに「ブックマーク ア・ヘッド」を大合唱するウィッチーズたち

 大盛り上がりのイベントも終わろうとするが、エンディングのあいさつで園崎さんがトゥルーデ愛用の銃(レプリカ)を抱えてその重さに驚いたり、花澤さんが野川さんから“さくにゃん”と呼んでねと言われ、(大先輩なので)呼べるかよー! と困惑したりとまだまだ微笑ましい時間が続く。

 しかし締めるところは締めなければならない。最後はもちろん、福圓さんのコメントでイベントが終わる。「今日はありがとうございました。段々楽しくなって、芳佳になったような気持ちでいっぱいになりました。今回のイベントは『終わっちゃったね、バイバイ……』っていうイベントではありません。ストライクウィッチーズに関してはこれからたくさん新情報を発信していけるので、これからも末永くよろしくお願いいたします!」(福圓さん)


素晴らしいイベントで楽しませてくれたみなさん。これからの展開にも期待が高まるイベントとなった

 いつの日か、そう遠くないうちにウィッチーズ全員で歌うブックマーク ア・ヘッドが聴ける日がやってくるかもしれない。それまでは秘め声CDなどで楽しみつつ、来るべきその日に備えてみてはいかがだろうか。

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