しょこたんの人生を変えた作品――「天元突破グレンラガン 螺巌篇」初日舞台挨拶
「天元突破グレンラガン」の劇場版、「螺巌篇」の舞台挨拶が4月25日、東京・池袋で開催された。当日はメインキャストたちのほか、主題歌を担当した中川翔子さんもステージに上がった。
人気アニメ「天元突破グレンラガン」の劇場版後編となる「螺巌篇」が4月25日に封切りを迎え、それに伴い初日舞台挨拶が東京・池袋のシネマサンシャインで開催された。超満員の劇場にシモン役の柿原徹也さん、カミナ役の小西克幸さん、ヨーコ役の井上麻里奈さん、ニア役の福井裕佳梨さん、今石洋之監督、脚本の中島かずきさん、主題歌を担当した中川翔子さんといった豪華メンバーが駆けつけた。
冒頭、中川さんが「宣言します。今日はみんな天元突破だ――!!」と叫んで舞台挨拶が開幕した。前編に引き続き今作もアフレコはオール取りおろしとなり、柿原さんは再演にあたって「熱いお芝居とか伝えたいメッセージを“劇場版”という形でみなさんにお送りできることがすごく嬉しいです。再びシモンを演じることができるという喜びもあって、実のあるアフレコでした。他のキャストのみんなも久しぶりにグレンラガンのキャラクターを演じられるということでテンションも上がり、盛り上がっていました」とアフレコ当時の様子を振り返った。
他のキャストたちも「前作では僕が叫びっぱなしだったんですが今回は柿原君が叫びっぱなしです(笑)。それがみなさんのハートにズンズン来る演技になっていると思いますので楽しみにしていてください」(小西さん)、「アフレコの最中はシモンのことが心に響いていました。ぜひシモンのかっこいい姿を見てください」(福井さん)と、柿原さんの、コメント通りの熱演ぶりを褒め称えていた。
前作の紅蓮篇ではテレビシリーズ1本分の新規カットが追加されていたが、今回は2本分に相当する新規カットが加えられている。制作にあたって今石監督は「こんなに増やしてしまって大丈夫だろうか……」と心配したが、制作チームはやる気に満ちており、「これっぽっちでいいの?」という空気が流れていたそうだ。熱いスタッフたちが制作した熱い作品ということで、大きく期待できる作品に仕上がっているのは間違いない。
中川さんは「グレンラガンというアニメと出会って私の人生は大きく変わりました。それまでの人生はネガティブな部分が大きかったのですが、そういうものに出会ったときにどう立ち向かっていくか、立ち向かったからこその未来があるんだということを学びました。今回主題歌を作詞してくださったmeg rockさんもレコーディング当日の朝までに13回も詞を書き直して、全て出し切ったとおっしゃってました。グレンラガンはこれからもドリルのようにいろんな人を巻き込んで、勇気や大事な言葉を伝えていく素晴らしい作品になるんだと思います。他の星の生命体にも見せたい作品です! ぜひハンカチ片手に、泣いて叫んで楽しんでください」と、本作への思いのたけを熱く語った。
その後、中川さんが本作の主題歌「涙の種、笑顔の花」を熱唱……するも、サビに入る前にCDが音飛びしてしまうというアクシデントが発生する。観客からの「もう1回!」コールに応えて今度は最後まで歌いきり、中川さんも天元突破できたようだ。会場が大きな拍手に包み込まれ、舞台挨拶もエンディングへ。
最後に柿原さんが「上映が終わったあと、すぐには座席から立てなくなるような最高の作品になっていると思いますので、心して集中して、グレンラガンの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。絶対皆さんを裏切らない作品になっていますので、最後までお楽しみください。今日はありがとうございました!」と成長したシモンのように胸を張って述べ、舞台挨拶が終了した。
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