世界中が驚愕した、たった4Kバイトの3DCGムービー:日々是遊戯
4月にドイツで開催されたプログラミングコンテスト「BreakPoint 2009」。その部門優勝作品が話題となっている。
ファミコンソフト以下の容量で、このクオリティ
去る4月10日から13日にかけて開催された、ドイツのプログラミングイベント「BreakPoint 2009」。その部門優勝作品のひとつが「スゴすぎる」と話題になっている模様です。
「Elevated by RGBA & TBC」と題したこちらの映像作品、思わず実写と見まごうばかりのグラフィックもさることながら、最大の特徴はそのファイルサイズ。なんと、映像・音声すべて合わせてもたった4Kバイトしかないというから驚きです。「信じられない!」という人は、こちらのサイトで実際にプログラムをダウンロード(※)してみることも可能。ファイルのプロパティを見れば、確かに4KBしかないことが分かっていただけるはずです。
こちらの作品が出品されたのは、4Kバイト以内のプログラムのみを対象とした「PC 4K」部門。参考までに、ファミコンの初代「スーパーマリオブラザーズ」が約40Kバイト、我々が日頃携帯電話などで撮っている写真でさえ1枚あたり数十〜数百Kバイトと言えば、いかにこの「4Kバイト」という数字がものすごいか感じていただけるはず。ちなみにプログラム実行から起動までがかなり長いですが、これはこの間にテクスチャやサウンドなどのデータをものすごい勢いで生成しているためだと思われます。
こうした作品はもともと「メガデモ」と呼ばれ、海外では一種の「プログラマーの遊び」としてけっこう長い歴史があったりしますが、それでもこの作品が与えた衝撃は相当なものだった模様。なお、対応OSはWindows XPのみ、GeForce 8800 GTXまたはRadeon HD 4850以上のグラフィックボード推奨とのことです。
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