ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
レビュー

カジュアル系フライトシューティング「G2 -Guns Gunner-」入隊リポート(2/2 ページ)

7月1日からの正式サービスを予定しているNHN Japanがのカジュアル系フライトシューティング「G2 -Guns Gunner-」を体験してみた。

PC用表示 関連情報
advertisement
前のページへ |       

 最後にボスが登場する難易度高めなミッションに挑戦させてもらったが、こちらは百戦錬磨のGM複数名に参加してもらってもクリアならず。ボス以外の敵機はいくら倒しても無限に沸いてくるうえに、一度こちらの背後に食いつかれるとなかなか振り切れないからだ。いや、まぁ、それは筆者の操縦テクニックも大いに関係していたと思うが……。さすがにソロプレイが可能な序盤ミッションと違って参加メンバーとの入念な打ち合わせはもちろん、高性能な武器やアイテムによる機体のカスタマイズが勝利の鍵となりそうだ。

 また、ミッション内容とは直接関係ないが、冒頭で述べた「シンクロチャット」は、一緒にプレイする仲間とのチャット内容が画面テロップのごとく左右に流れるというシステムだ。動画投稿サイト「ニコニコ動画」のコメントをイメージしてもらえば、分かりやすいだろう。もちろん、プレイの妨げになる時にシンクロチャットのOn/Offは可能だが、気心の知れた仲間と遊ぶときなどには、画面が賑やかになり活気がでる。シンクロチャットによる弾幕でスコアは稼げないので、利用はほどほどに。

 韓国では中ボス程度ならソロプレイでも倒せてしまい、他プレイヤーと協力する必要性が薄いのだが、日本版はある程度やりこむとその先にはパーティプレイの方が効率よくなるよう、バランス調整がなされているとの話である。



 もう一方の対戦モードだが、こちらは制限時間内に相手をどれだけ倒せるかを競う個人戦、ABチームに分かれて競うチーム戦、大量に出現するNPC戦闘機の撃墜数を個人で競うNPC殲滅戦などが用意されている。カスタマイズした機体の性能テストやギルドのメンバー同士で腕を磨くのにはもってこいのモードだろう。

対戦マップの種類は思ったよりも豊富。アイテム使用の有無、制限時間などをルームマスターが設定できる
今回はGMを相手にNPC殲滅戦をチョイス。敵機による反撃がきびしくないので、気分だけは撃墜王になれる
使用している戦闘機は初期タイプではなく、かなりカスタマイズされた高性能なもの。一度に複数ロックオンできるのでNPC殲滅戦には強い

ジェムを使ってカスタマイズ

 先述の通り、ミッションを遂行するとアイテム「ジェム」をもらえることがある。ショップページではこのジェムとゲーム内通貨(GP)を使って、メイン武器、サブ武器、拡張やアップグレード用パーツ品を購入できる。その他に合成などの生産システムで作るパーツもあり、カスタマイズの幅は結構広い。ちなみに正式サービスの時点では未実装だが、韓国では「ペット」パーツの導入が予定されているそうだ。機体にクマなどのペットがオブジェのように飾られ、攻撃時にはペットがなんらかのアクションを見せてくれるんだとか……。もはや戦闘機とは呼べない気もするが、そもそもG2の舞台ははるか宇宙のかなたにある星にある技術を使っているので、きっとそーいうこともあるのだろう。


 今後のスケジュールについてだが、5月13日〜5月25日まで先行テスターを募集し、6月5日より先行テスト開始。その後6月17日からプレサービス開始、正式サービスは7月1日を予定している。なお、先行テスターは抽選などによる制限はなく、G2公式サイトから応募すれば誰でもプレイ可能。ただし、先行テスト時のデータはワイプされるので注意してほしい。

 元からフライトシム、FPSなどをたしなむコアプレイヤーと違い、カジュアルゲーマーはタイトルにアクションやシューティングとつくだけで、なんとなく敷居が高く感じられるもの。しかし、他社タイトルを引き合いに出して申し訳ないのだが、G2はFPSジャンルにおける「ペーパーマン」的存在と言えるだろう。ペーパーマンのインタフェースやシステム自体は従来のFPSとほぼ変わらないものの、体が薄い紙というユニークさとそれを生かしたコミカルな戦闘、さらに可愛い女の子やネコのキャラクターにより、従来のFPSタイトルには魅力を感じないライト層にも強くアピールしている。G2も同様に、戦闘機を操作するスピード感や爽快感、着弾した際の手ごたえといったフライトシューティングらしさは失わずに、でもちょっぴり甘めの照準、丸っこいデザインの戦闘機やパイロットのグラフィックス、戦闘中のシンクロチャットといったコミカルな要素を混ぜることで、ぐっと敷居を下げている。協力プレイの必要性やミッションの難易度といったゲームバランスと、初心者と上級者の交流といったコミュニティ部分を円滑にできれば、幅広いプレイヤーに楽しんでもらえるタイトルになりそうだ。


推奨動作環境:Pentium4 1.8GB以上、メモリ512MB以上、グラフィックGeforceFx5200 以上、Direct X 9.0c、HDD空き容量1GB以上
Published by NHN Japan Corporation.

Copyright (C)NPLUTO Corporation. All rights reserved.

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る