「『WoW』そっくり」と話題の「WoF」、今度は公式サイトにリュウや京が登場?:日々是遊戯
発表当初から「World of Warcraft」そっくりのロゴで話題を集めていた、中国・第九城市(The9)の新作オンラインゲーム「WoF(World of Fighter)。ついに明かされた衝撃の内容とは!?
「WoW」+「KOF」=「WoF」!?
「WoW(World of Warcraft)」というゲームをご存じでしょうか。「Diablo」や「StarCraft」などのヒット作で知られるBlizzard Entertainmentが開発、運営しているMMORPGで、残念ながら日本ではサービスされていないものの、全世界では累計1000万人以上がプレイしているという怪物タイトル。そんな「WoW」にそっくりな「WoF(World of Fight)」というタイトルが少し前、中国で発表されて話題となっていました。
しかも驚いたことに、開発元はこれまで中国で「WoW」の運営を担当してきた、オンラインゲームパブリッシャーの第九城市(The9)。実は第九城市とBlizzardのサービス契約は今年の6月までで終了となることがすでに発表されており(以降のサービスは、別のバブリッシャーである網易が引き継ぐ予定)、これを受けた第九城市が、失った「WoW」の穴を埋めるため、自社開発による「WoW」のクローンゲームを用意しているのでは――と、発表当初からその内容に注目が集まっていたのでした。
ところが先日、これまでタイトル名しか掲載されていなかった「WoF」の公式サイトがようやくリニューアルされたとの情報を受け、再度サイトを訪れてみたところ、その内容を見てさらに仰天。「『WoW』そっくり」どころか、出てきたのはリュウをはじめ春麗や京、庵といった日本の格闘ゲームのキャラクターたち。あとなぜか最後の方には「天地を喰らう」の張飛や関羽のイラストも。ええと、これは一体どういうゲームなんでしょうか……。
そして最後に出てきたタイトルロゴで、ようやく正式名称が「名将三国 WoF」であることが明らかに。「WoF」というのはどうやらサブタイトルにすぎなくて、その正体は何のことはない、同社が現在サービス中の「名将三国」だった――ということが判明し、さすがの中国ユーザーの間にも落胆が広がっている模様です。しかもこの「名将三国」、ゲーム内容は「アラド戦記」風の横スクロールアクションMMORPGで、「WoW」との関連性はまったくなかったというオチでした。
なお余談ですが、中国のオンラインゲームと言えば、つい先日も「モンスターハンター」そっくりな「HUNTER BLADE 獵刀」というタイトルがネットで話題になったばかり。最近では自国産タイトルも増え、急激な成長を見せている中国オンラインゲーム業界ですが、まだまだ“完全な独り立ち”には遠そうです。
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