バンダイナムコゲームスとNHN Japanによる共同開発タイトル第2弾「突撃!合戦スタジアム」発表会
バンダイナムコゲームスとNHN Japanは5月28日、ゲームポータルサイト「ハンゲーム」で提供される「突撃!合戦スタジアム」に関する共同記者発表会を浅草花やしきで開催した。
バンダイナムコゲームスとNHN Japanは5月28日、ゲームポータルサイト「ハンゲーム」で提供される新タイトル、「突撃!合戦スタジアム」に関する共同記者発表会を都内の「浅草花やしき」にて行なった。
本タイトルは日本の戦国時代をモチーフに、可愛くデフォルメされた戦国武将を操作してプレイヤー同士が戦う、カジュアル系のオンラインアクションゲームだ。ビジネスモデルは基本プレイ無料のアイテム課金で、6月16日〜6月30日までクローズドβテストの実施が予定されている。また、本日午後6時〜6月11日の午後11時59分の期間、βテスター5000名を公式サイト上にて募集。応募にはハンゲームIDが必要だ。
なお、両社による共同開発タイトルは「プロ野球 ファミスタ オンライン」に続く第2作目であり、ゲーム企画およびクライアント開発をバンダイナムコゲームスが、運営やサービス、サーバ開発をNHN Japanが担当する。
最初に登壇したのはNHN Japan代表取締役社長・森川亮氏だ。森川氏は「日本におけるPCオンラインゲームの市場は2006年に急成長し、その後安定成長期に入っている。しかし昨今、ユーザーのタイトルを見る目はより厳しく、またメーカー同士の競争も激しくなってきている」「その中で、ポータルサイトとしての競争力と、ハンゲームのブランド価値を高めるためには多様性のあるコンテンツが不可欠である。今回「突撃!合戦スタジアム」では、高い開発力を持ち、ユーザーからの信頼も厚いバンダイナムコゲームスと協力することで、多くのユーザーに愛されるタイトルを提供していきたい」と述べた。
続いてバンダイナムコゲームス代表取締役・鵜之澤伸氏がステージに登場した。鵜之澤は、かつてのバンダイ、ナムコがそれぞれ過去PCオンラインゲームに参戦しながらも、現在までサービスが継続しているタイトルがごくわずかであること。パッケージタイトルと異なり、サービス開始日こそがようやくスタートラインとなるオンラインゲームの運営の難しさに触れた上で、ファミスタオンラインの成功はNHN Japanが蓄積してきたノウハウあってこそである。バンダイナムコゲームスだけの力ではなしえなかった、と語った。また、両社が再び協力することで、「突撃!合戦スタジアム」に続く、共同開発タイトルの第3弾、第4弾を出したい、と述べた。
次に、バンダイナムコゲームズ PCオンライン事業部プロデューサー・塩澤敦氏、NHN Japanオンラインエンターテイメント事業部プロデューサー、大場崇史氏によるデモンストレーションをまじえた、ゲームシステムの紹介が行なわれた。
「突撃!合戦スタジアム」は先述の通り、戦国時代を舞台に徳川家康、片倉小十郎、小早川秀秋ら実在した武将を操作して、プレイヤー同士がフィールド上で合戦を繰り広げるタイトルである。操作は非常にシンプルで、移動から操作する武将の切替え、アイテムやスキル使用までほぼすべてマウスで行なえる。ゲームの流れとしては、まずプレイヤーが合戦に参加させる8人の武将カード(うち4人は控え)を選んでデッキを作成。対戦相手が決まれば合戦がスタートする。勝利条件は複数あり、フィールド上にある相手の本陣を破壊する、または制限時間終了後に生存している武将の数などで決まるようだ。戦闘は武将を選んで移動したい方向をクリックするだけ。戦闘も敵武将に当てるだけで自動的に開始される。ただし、敵部隊の背後や側面から攻撃すればより優位に立てるため、ある程度の戦術は必要となりそうだ。
各武将が引き連れる部隊には、騎馬兵、足軽、攻陣兵の3種があり、騎馬兵ならば移動速度の速さ、攻陣兵は相手の本陣を落とすのに力を発揮するといった特徴を持っている。クローズドβテスト開始時点では兵種はこの3つだけだが、正式サービス開始後には、新兵種追加のアップデートが既に予定されている。1回の合戦はだいたい5分〜10分程度が目安となっており、手軽に気軽に参加できるのもポイントだろう。
合戦に参加すると経験値を獲得でき、一定値が溜まれば武将はレベルアップし強くなっていく。また、装備カードをつけることで能力が強化されるだけでなく、ちゃんと武将の見た目にも反映されるアバター要素も持っているとのことだ。武将カードは最初に100人程度を用意するが、いずれは実在する武将だけではなく、オリジナル武将カードなども登場する予定である。なお、武将カードの販売はファミスタオンライン同様に抽選販売方式となる。
塩澤氏によれば、「突撃!合戦スタジアム」のメインターゲットは25歳〜35歳の男性とやや高め。同じ戦国武将モノだがキャラクターの美しさや戦略性、アクション性の高いコーエーの「信長の野望」シリーズ、CAPCOMの「戦国BASARA」とは異なり、親しみやすくデフォルメされた武将キャラ、分かりやすいインタフェース、低スペックのPCでもプレイ可能なグラフィックスなどで、戦国系ジャンルの中でも今までにない位置を狙っていくとの話だ。その他、ハンゲーム上のサークル、Myプロフィールなどと連携することで、コミュニティ促進も図っていくという。
今後のスケジュールだが、6月16日よりクローズドβテストを実施。7月中旬にオープンβテスト、7月下旬からの正式サービスを予定。7月以降にも、新兵種追加、Webコンテンツとの連動、「公式戦」の開始やギルド要素、NPC戦などが順次アップデートされるとのことだ。
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