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コントローラいらずのXbox 360――Xbox 360プレスカンファレンスで「MGS」シリーズ最新作発表「Xbox 360 E309 Media Briefing」

「MGS」シリーズ最新作がXbox 360で登場することが明かされたほか、期待の新作を多数紹介。大物ゲストも登場し、全身モーションコントローラともいうべき新たなインタフェースを提案した。

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今年は小島監督が肩をたたく――その名も「MGS RISING」

 北米時間の6月1日、世界最大規模のゲーム展示会Electronic Entertainment Expo(E3)の開幕を前に、Microsoftによる「Xbox 360 E309 Media Briefing」をロサンゼルスで開催。次世代に向けたXbox 360の方向性に対して「NO DISC NO DOWNLOAD NO DELAY」を掲げ、コントローラのいらない新たなインタフェースを提案した。

 「PROJECT NATAL」と称される新たな操作系統は、顔認識・音声認識を持ち、すべてのXbox 360シリーズに対応。まるで映画「マイノリティ・リポート」のように、時に手をかざすだけで、時に身体全体を使って動かすだけで、操作することができるというもの。自身を反映したアバターでファッションを楽しみ通販を楽しんだり、家族みんなで絵を描いたりと、遊び方はさまざま。現段階ではあくまでもプロジェクト名ではあるが、カンファレンスでは実際に動かしてみせていることから、開発は順調のようだ。

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 プレスカンファレンスでは期待の新作も多く公開された。ROCKBANDのビートルズ版「The Beatles ROCKBAND」を冒頭に、専用のボード型コントローラも発表された「TONY HAWK RIDE」、「SHADOW COMPLEX」「JOY RIDE」「Crack Down(ライオットアクト)2」「Left 4 Dead 2」「Splinter Cell Conviction」「Forza Motorsport 3」などの専用タイトルが次々と発表。Halo 3の数週間前を描く「Halo 3 ODST」が9月22日に北米で発売されることをはじめ、矢継ぎ早に「Halo REACH」が2010年秋を目標に開発が進んでいることが明かされた。なお、「Halo REACH」のマルチプレイヤーβ版は「Halo 3 ODST」に付録されるとのこと。また、一風変わったホラータイトル「Alan Wake」がようやく2010年春に発売されることも。

 マルチプラットフォーム展開タイトルとしては、「Modern Warfare 2」や昨年のプレスカンファレンスでスクウェア・エニックス代表取締役社長・和田洋一氏がDon Mattrick氏の肩をたたいて登場するサプライズ演出で発表された「ファイナル・ファンタジーXIII」を紹介。

 ほかにも「Last.fm」「Netflix」「Sky」に対応。Xbox LIVE経由で1080pの映像と5.1chサラウンド音声の再生が楽しめるサービスや、2009年秋より「Zune Video」で提供中のコンテンツを待ち時間なく視聴できるようになるとも。SNS「Facebook」や「Twitter」もダッシュボード上で気軽に楽しめるようにするなど、サービス面についてもプレゼンが行われた。なお、日本での導入については言及されていない。



 最後に昨年のデジャブともいうべき、肩たたきとともに、小島プロダクションの小島秀夫監督が登場。「MGS」シリーズ最新作ともいうべき、「MGS RISING」を発表した。しかし、主人公はスネークにあらず。RISINGの名が表すように、雷電が大きく画面に映し出された。詳細についてはこれからとのこと。

 カンファレンスでは新しいXbox 360の方向性を提唱することに重点が置かれ、ポール・マッカートニー氏やリンゴ・スター氏がゲストで登場したかと思えば、「PROJECT NATAL」の段に至っては、スティーブン・スピルバーグ氏が登場するなど、サプライズも全面に押しだしたエンターテインメント性の高い構成となっていた。


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※こちらの画像はすべて米国版のものです。

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