「KOF XII」のドット絵はいかにして作られたか――? 特設サイトでその秘密が公開中:日々是遊戯
「ザ・キング・オブ・ファイターズ XII」の稼働を記念して先日オープンした、特設ページ「KOF XII 2D DOT GRAPHICS GALLERY」が話題となっている。
至高のドット絵を心ゆくまで
シリーズ生誕15周年を記念し、“KOF RE・BIRTH”をコンセプトに、システムやグラフィックをすべて一新、装いも新たに生まれ変わったSNKプレイモアの「ザ・キング・オブ・ファイターズ XII」。その公式サイト内に先日オープンした、特設ページ「KOF XII 2D DOT GRAPHICS GALLERY」がちょっと面白い。
「KOF XII」の魅力と言えば、やはりなんと言っても、HDクオリティで新たに描き起こされた“空前絶後の2Dドットグラフィックス”。この特設ページでは、そんな「KOF XII」のドット絵がいかにして作られたか、その制作工程を詳しく紹介するとともに、「2Dドットグラフィックスギャラリー」のコーナーで、各キャラクターの立ち絵や攻撃モーションを、拡大したりコマ送りで再生したりしながら、心ゆくまで堪能することが可能となっている。
特にパンチなどのアニメーションは、ゲーム中で見るとほんの一瞬だが、コマ送りでじっくり見ると、腕が伸びきった後の「余韻」や、流れるような髪や服の動きまでしっかり描かれていることが分かり、そのすさまじいまでのこだわりにあらためて驚かされること間違いなし。この原稿を書いている時点では、家庭用版(PS3・Xbox 360で今夏発売予定)の追加キャラクターである「エリザベート」「マチュア」を含む8キャラクターが公開されており、今後もキャラクター数については順次追加していく予定とのこと。
ちなみに本作で使用されているアニメーションは、1キャラクターあたりおよそ400〜600枚。これらはいったん3Dのモデルを作成したうえで、それを元にあらためてドット絵として描き起こすという方法で作られており、仮にすべての行程を一人で担当した場合、1キャラクターにつき約1年4カ月もの歳月を要するのだそう。1枚の原型グラフィックから、どのようにして3Dモデルが描き起こされ、そこから膨大な枚数のドット絵へと落とし込まれていったのか――? 詳しい説明については、「魂のグラフィック、その制作工程」のコーナーで見ることができるので、こちらもぜひ併せて目を通してみてほしい。
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