あの夏のあれこれ、この夏のプラコレ:さんろく丸でゲームの海を大航海(第1回)(1/2 ページ)
Xbox 360の魅力に迫る夏期集中連載がスタート。連載第1回である今回は、この夏リリースされるXbox 360 プラチナコレクションのラインアップをご紹介する。この夏プラコレで登場する5本は、いずれもやり応えバッチリの良作ばかりだ。
ゆけ、さんろく丸! ゲームの大海原を渡るのだ!
ひょんなことから、さんろく丸と呼ばれる船でゲームの海を旅することになりました。とまあ、そんな前置きで始めましょうか。
もちろんこれは比喩なわけで(って、そんなの分かりきっているかと思うが)、要するにXbox 360で遊べるゲームについて、どどーんと紹介していこう、というのがこの連載の主旨である。
連載第1回である今回は、“あの夏のあれこれ、この夏のプラコレ”と題して、この夏に発売されるXbox 360 プラチナコレクションのタイトルを取り上げていくことにする。あの夏のあれこれ……皆さん、夏にはあれやこれやの楽しい思い出やほろ苦い思い出があるかもしれない。しかしっ! 過去の夏の思い出はこの際一切放っておいて、この夏はプラコレで遊んでみましょうじゃないのっ!
プラコレって何だろ? それはとってもお得なコレクションなのです
まず最初にXbox 360 プラチナコレクションについて触れておこう。Xbox 360 プラチナコレクション(略してプラコレ)は、過去に発売されたタイトルの中から人気の高かったタイトルをセレクトして低価格で提供される廉価版シリーズ。2940円〜3990円というお求めやすい価格設定で、過去の名作が再販されているのだ。なお、Xbox 360 プラチナコレクションは、2009年6月現在で、合計48本のタイトルが発売されている。
ここで既存のXbox 360 プラチナコレクションから、数タイトルを列挙してみよう。
タイトル | 価格(税込) |
---|---|
バトルフィールド:バットカンパニー(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
Halo 3(ヘイロー 3)(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
アイドルマスター ライブフォーユー!(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
トラスティベル 〜ショパンの夢〜(Xbox 360 プラチナコレクション) | 3800円 |
アーマード・コア フォーアンサー(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
バーチャファイター5 Live Arena(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
ガンダム無双 インターナショナル(Xbox 360 プラチナコレクション) | 3800円 |
ロストオデッセイ(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
アサシン クリード(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
ACE COMBAT 6 解放への戦火(Xbox 360 プラチナコレクション) | 3800円 |
ビューティフル塊魂(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
PGR 4 - プロジェクト ゴッサム レーシング 4 -(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
Gears of War(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
ロスト プラネット エクストリーム コンディション(Xbox 360 プラチナコレクション) | 3990円 |
地球防衛軍3(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
ブルードラゴン(Xbox 360 プラチナコレクション) | 2940円 |
タイトルと価格のみ列挙させていただいたが、このラインアップを見ると、アクション、FPS、3D格闘、RPG、レースゲーム、シミュレーションなど、さまざまなジャンルの作品がズラリと並んでいることがお分かりいただけたかと思う。もちろん全48タイトルなので、ここに並んでいないタイトルもある。現在発売中のXbox 360 プラチナコレクションのタイトルについてはこちらでご確認いただきたい。
そしてこの夏、Xbox 360 プラチナコレクションに新たな5本のタイトルが加わる。それらについて次項でご紹介していこう。
この夏のプラコレを熱く暑〜く、ご紹介いたします
この夏、Xbox 360 プラチナコレクションの仲間入りをする5本は、以下の通りだ。
7月2日発売予定
- BIOSHOCK(Xbox 360 プラチナコレクション)
- 真・三國無双 5(Xbox 360 プラチナコレクション)
- インフィニット アンディスカバリー(Xbox 360 プラチナコレクション)
7月23日発売予定
- デビル メイ クライ 4(Xbox 360 プラチナコレクション)
8月6日発売予定
ソウルキャリバー IV(Xbox 360 プラチナコレクション)
「BIOSHOCK(Xbox 360 プラチナコレクション)」
- メーカー:スパイク
- 価格(税込):2940円
FPSにしてRPG。精緻なグラフィックで描かれるレトロで未来な60年代
「BIOSHOCK」は、何ともジャンル分けしづらいタイトルだ。公式サイトを見るとジャンルは“アクションアドベンチャー”となっている。しかし、実際にプレイしてみると主人公視点によるFPSスタイルであることが分かるし、システム的にはロールプレイングゲームであることにも気付くだろう。もちろん“アクションゲーム”ではあるし“アドベンチャーゲーム”という側面もある。ノンジャンルで形容しがたい面白さを持ったタイトルだと言っていいだろう。
レトロでありながら未来的でもある世界観もまた、独特の魅力を放っている。ゲームエンジンには「Gears of War」などの圧倒的なグラフィックで話題を呼んだUnreal Engine 3を使用しており、高精彩で秀麗なグラフィックも売りのひとつだ。特に水の表現は思わず息をのむ美麗さで、プレイヤーを虜にしてしまうだろう。
舞台はもうひとつの世界、パラレルワールド。現在の我々の世界とは分岐した、もうひとつの1960年代という舞台設定で物語が展開していく。飛行機事故で奇跡の生還を遂げたジャックが、海底に築かれた都市ラプチャーを探検し、脱出を図る。そして過去の出来事が暴かれていくことになる……。
ラプチャーは閉鎖空間ではあるが、かなり広大だ。そのラプチャーの中を探検しながら、謎を解き、敵を倒し、己自身を強くしていき、さらに奥へ奥へと進んでいく。RPGでは街の人に話しかけて情報を収集するが、本作では至るところに音声メモが存在し、プレイヤーを導いてくれる。FPSスタイルでの銃による戦闘のほかに特殊な能力による戦闘もあり、状況によって武器を変える必要があるなど、戦略的な楽しみもある。敵を倒して得たお金でアイテムを買って体力や弾薬を回復していくなど、しっかりとRPG的要素が盛り込まれいている。FPS好きにもRPG好きにもオススメできる、優れたアクションゲームなのだ。
なお、続編「BIO SHOCK 2」の製作も発表されている。“2”に備えて、今のうちに“1”を遊び尽くしておこう。
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