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早すぎる続編にファン反発、3万人が「Left 4 Dead 2」不買を表明?日々是遊戯

迫り来るゾンビたちの群れをなぎ倒しながら、閉鎖された街からの脱出を目指すホラーアクションゲーム「Left 4 Dead」。その続編発表のニュースを受け、一部のファンが購入ボイコット運動を起こしているとか。

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「続編」が必ずしも歓迎されるとは限らない?

STEAM内に立てられた「L4D2 Boycott (NO-L4D2)」のグループ

 先日ロサンゼルスにて行われた「Xbox 360 E309 Media Briefing」にて突如タイトルが発表され話題となった、PC/Xbox 360用ホラーアクションゲーム「Left 4 Dead 2」。前作のリリースからわずか半年強での続編発表ということで驚いた人も多かったと思いますが、海外では「早すぎる続編リリース」に一部ファンが反発、「Left 4 Dead 2」の購入をボイコットしよう――という運動に発展している模様です。

 ボイコット運動の中心となっているのは、オンラインゲーム配信サービス「STEAM」(「Left 4 Dead」の開発元であるValve Softwareが運営)内の「L4D2 Boycott (NO-L4D2)」というグループ。6月2日の続編発表からわずか2週間足らずで、グループの参加者は早くも3万人を突破、「Left 4 Dead 2」が発売される11月までに、まだまだ参加者は伸びそうな勢いです。

 普通に考えるなら、続編のリリースは早い方がいいように思えますが、「Left 4 Dead」はオンラインでの協力・対戦が最大の魅力と言ってもいいゲーム。もしも続編が発売されれば、当然大半のプレイヤーはそちらへ流れてしまい、オンラインプレイの魅力は半減。まだまだ多くのプレイヤーが熱中している名作を、たった1年で「時代遅れのタイトル」にしてしまう「Left 4 Dead 2」に、ファンが反発するのも無理はないかもしれません。これらを踏まえ、同グループではValve Softwareに対し「Left 4 Dead 2」を独立した単体の作品としてリリースするのではなく、前作の無料バージョンアップ、もしくは前作と完全な互換性のある“拡張版”としてリリースすることなどを望んでいるようです。

 こうした“続編への反発”は、実は海外に限ったことではなく、日本でも先日発表された「FINAL FANTASY XIV」に対し、「FINAL FANTASY XI」の一部ファンが反発するなど、似たような動きは起こっていたりします。一口に「続編発表」と言っても、オンライン・コミュニティ要素の強いゲームの場合、それが必ずしもすべてのユーザーに歓迎されるとは限らない――という、いい例かもしれません。

早ければいいというわけでもなく、遅ければいいものでもない……発売時期というのも実に難しいものです

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