シリーズ第13作目となる「信長の野望・天道」は、前作「信長の野望・革新」で導入されたリアルタイム制を継承しつつ、国境を越えて領土を削り取ることができる、新たなシステムを導入。これにより、“城を巡る戦い”から“領地を巡る戦い”まで幅広い戦略を選ぶことができるようになる。戦闘においても、陣形や軍事施設といった多彩な戦術要素が追加される。
街道と内政
街道こそは内政の要となる本作では、集落を街道で結ぶことが肝要だ。内政は、日本各地に点在する「集落」を支配することで行う。集落は城から「工作隊」を派遣し、集落まで「街道」を敷くことで支配できる。
開発コマンドで集落に施設を建設
支配した集落では、「開発コマンド」を使って施設を建てることができる。集落によって建てられる施設が異なる。集落には、金銭を増やす「商人町」、技術を研究する「匠ノ町」などがあり、どの集落でどんな施設を建てるかにより、勢力の国力の伸び方が変わるという仕様だ。つまり、敷設費用がかさむので必要な集落を見極め、どの集落と街道を結べば効果的に国力を上げられるかを考えなくてはならない。
国境なき国盗り
本作で採用されたのが、国境を越えて敵領地を削り取るシステムで、国境を越えた先にある集落も自城と街道で繋ぐことで支配できるというもの。集落を奪えば、敵の収入源を奪えると同時に、敵が研究した技術を無効化することができるのだ。
集落を占領すると、国境を越えて「勢力圏」が広がり、勢力圏の中では部隊の士気も下がらず長期間戦うこともできる。また、城を落とせば、支配下の集落も一気に奪うことができる。領地を削り取って敵の弱体化を堅実に狙うもよし、リスクを冒して一気に敵城の陥落を目指すもよし。
裏街道
山間の道や峡谷を切り開き、敵の裏手から攻めあがることもできる。道なき山や河に街道を通すことで、敵の背後を衝く陽動作戦を実行するわけだ。つまり、攻略ルートが1つだけに見えても、別ルートが作れる国がある。この別ルートを探し出し、防御の薄いところを狙って集落を奪い取る戦略を取るのだ。
渡しに街道を敷いて橋を渡せば、浅瀬以外も部隊が渡河できるようになるし、山間部の合間の低い部分に街道を敷くことで、部隊も山越えできるようになる。
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