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佐世保バーガーと「バーガータイム」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)

連載第77回は「バーガータイム」。前回取り上げた「ギャラクシアン」「ギャラガ」と同じく、ファミコン版はナムコから発売されましたが、もとはデータイーストの「ハンバーガー」というアーケードゲームでした。

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ハンバーガーを食べにハウステンボスへ

 ということで、いまやハンバーガーといえばここ、長崎県佐世保市にやってきた。

 1950年(昭和25年)頃、駐留米軍からハンバーガーのレシピが伝わったのが、佐世保バーガーの始まりといわれているそうだ。佐世保では飲み会の締めにハンバーガーということも珍しくないらしい。

 市街地から郊外まで、数多くのハンバーガー店があるが、今回わたしはハウステンボス場内にある、「ビッケンビッケン」というお店にやってきた。屋外の店舗だが、帆船デ・リーフデ号と大村湾を望む、絶好のロケーション。

右側がフレッシュゴーダチーズバーガー。左のテリヤキパインバーガーも人気が高い

 ハウステンボスらしく、オランダ産ゴーダチーズを使った「フレッシュゴーダチーズバーガー」を食べてみた。ゴマがいっぱいのバンズと、やわらかいパティに、ゴーダチーズの風味とトマトの味がよく合う。

 それにしてもハウステンボスの風景はいい。最近、20万株もの花々や木々が育つ広大な「アートガーデン」が出現し、新たな彩りを添えている。フランス式庭園エリアや、日本の原風景をイメージさせるエリアなどから成り、アカトンボやタガメ、ゲンゴロウといった生き物も生息する。

 また、ウェルネスセンター前から眺める、コテージと湖と森の景色も出色。ここ「フォレストパーク」を彩る庭が「フォレストガーデン」だ。シェフが料理に使う野菜やハーブを育てている「シェフズガーデン」があるのが、植物の持つチカラを積極的に取り入れる暮らし“ボタニカルライフ”を提案するハウステンボスらしい。

 各飲食店では“Ice Expo 2009”と題し、この夏限定の冷たいデザートやドリンクなどを販売している。中でもオススメは、ホテルアムステルダム内にある「アクールベール カフェ」のアイスクリーム。

広大なアートガーデン。フォリーという、テーマごとに区切られた庭もある
こちらはフォレストガーデン。白鳥が泳いでたり、カモが歩いてたりすることもある
アクールベール カフェのアイスクリームとシャーベットは、バニラ、キャラメル、フランボワーズ、グレープフルーツの4種類

夜のファントマティーコ。広場の周りには屋台が立ち並び、ステージではサックス演奏や、ベリーダンスのショータイムも

 この夏限定といえば、ハウステンボスのほぼ中央に位置するアレキサンダー広場の、“ファントマティーコ”も必見。長崎ランタンフェスティバルをほうふつとさせる明かりが夜空に映える。

 同じくアレキサンダー広場では、“水の王国2009”もオープン。ミストプールや、水の噴き出す火山、水上ボート「パワーバトラー」などが暑さを和らげる。また、ウォーターボールに入って運河の上を歩くこともできる。ワールドバザールでは、足湯やドクターフィッシュが登場。

 ハウステンボス美術館では、8月31日までエッシャー展を開催。「滝」「上昇と下降」といった有名な作品に加え、若い頃に描かれた、アマルフィなどイタリア各地の風景画も展示されている。

 もちろん、大画面でCG映像が展開する、IFXシアターKirara「もしも月がなかったら」や、取りこんでCG加工した観客の顔が、映像の中に登場する「グランオデッセイ」など、数々のアミューズメントも健在。

 夜の花火「HANABI around the world」も楽しい。特に8月12日〜16日は「HANABI around the world スペシャル」と題した、より豪華なバージョンになるそうだ。

 ……ハウステンボスで舞い上がって、すっかり観光案内になったけど、一応この記事は「レトロゲームが大好きだ」だった。「バーガータイム」の説明に戻ろう。

さらに大きなハンバーガーを作ろう

 帰京後、あらためて「バーガータイム」をプレイしてみたところ、佐世保バーガー効果なのか、ステージ3をクリアして、ステージ4へ進めるようになった。

 そこは食材だらけのステージだった。8段重ねのハンバーガー4個分、合計32個もの食材があり、最上段のバンズを落とすと、下の食材が連鎖して、敵を巻き込みながら次々と落ちていく。見た目も操作感もおもしろいのだが、それだけたくさんの食材を落とさなければならないので、クリアまでにはかなり手間がかかる。

 ステージ5は通れるルートが格段に減っているので、敵を誘導することが、これまで以上に大事になる。とにかく「バーガータイム」の攻略法は、“敵をいかに狙い通りに誘導できるか”に尽きるのだ。

 敵はハシゴがあると使い、床があるとハシゴから離れる性質がある。これを利用して誘導しないと、挟み撃ちに遭ったり、行き止まりに追い詰められたりしてしまう。とはいえ、ピータが敵のすぐ近くにいると、ハシゴがあっても敵が無視してピータに突っ込んでくることがある。ピータと敵の距離が微妙なときは、敵の動きを読みにくい。

 そしてステージ6へ。ここはとにかく行き止まりが多い。追ってくる敵をまとめて食材に乗せて落とすテクニックが要求される。

ステージ4では、曲がり角で敵と接触することが多く、意外と苦戦する
ステージ5。敵が正面から向かってくると避けられないので、どこで巻くかが重要
ステージ6は左右がすべて行き止まり。ハシゴの配置も特殊で、いちばん上のバンズにたどり着くことすら至難の業だ

 ステージ5や6では、ある程度の数のコショウを持っていないとクリアはおぼつかない。前半のステージで多くのコショウを温存しておくことが、ステージ6クリアへの鍵となるのだ。

 ……温存したままステージ3あたりでゲームオーバーになると、すごく悔しいんだけど。

 あと、結局わたしはステージ6をクリアできなかったので、偉そうに攻略法を書ける身分じゃないんだけど。

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