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「リアルサウンド 風のリグレット」の画面写真を作ってみたゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(6/6 ページ)

連載第79回は、「リアルサウンド 風のリグレット」(ワープ)。“ゲーム界の風雲児”こと飯野賢治氏の作品です。最大の特徴は、ゲーム画面が一切なく、音だけでゲームが進行すること。でも、この記事まで画面写真がなかったら味気ないので、あえてこのゲームの画面写真を、想像で勝手に作ってみました。

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ボツ画面ギャラリー

 アドベンチャーゲームにはよく、クリア後のおまけとして、ゲームで使われたBGMを聴けたり、グラフィックを見られたりするモードが追加されることがある。その中にはゲームで使われていない、ボツBGMやボツグラフィックが入っている場合もある。

 そこでこの記事でも最後に、未使用写真をボツ画面として載せておこうと思う。せっかく撮影したんだから、使わないのはもったいない。

 まず紀伊半島東部。熊野市駅の近く、熊野古道の七里御浜の入口にあった、高さ25メートルの獅子岩の写真。市内にある大馬神社の狛犬とされている。

 和歌山県に入って、新宮駅から西へちょっと歩いた所にあるのが、熊野三山の1社、熊野速玉大社。速玉という名前と、八咫烏(ヤタガラス)をまつっていることから、サッカーの神様ともなっているようで、なでしこジャパンの寄せ書きユニホームが展示されていた。

 本州最南端・潮岬からの景色も素晴らしい。串本駅からバスが出ているが、本数が少ないのでタクシーの方が便利かもしれない。

獅子岩の顔は獅子というより鷲のように見えるが、いずれにせよ迫力のある顔立ちだ
森の中にたたずむ、静かな風情の熊野速玉大社。境内に生えるナギの大樹は、国の天然記念物
潮岬から灯台を望む。夕方来たので観光タワーが閉まってて残念だったが、地上からも灯台越しの夕日がきれいに見えた

 南紀白浜温泉には、双子のパンダで知られるアドベンチャーワールドや、夕日が穴の中をくぐりぬける円月島など、多数の観光名所があるが、時間の都合で今回は、白良浜周辺にしか行けなかった。

 和歌山城は55万5千石を領した紀州徳川家の居城。空襲で大部分の建物が焼失したが、天守は1958年(昭和33年)に再建。江戸時代から残る岡口門が、国の重要文化財に指定されている。

 和歌山電鐵にも乗ってきた。貴志駅のたま駅長が描かれた「たま電車」は、シートの形がバラエティに富んでいたり、本棚に猫関係の絵本がそろっていたりと、外観だけではなく内装も凝っている。貴志駅に行ってみたら、駅長室でたま駅長とちび助役がお昼寝していた。

南紀白浜温泉の名前の由来となった白良浜。海の水が、底の白い砂とともに光を反射してきらきらと輝く
和歌山城。大天守、小天守、やぐらなどが多聞やぐらで結ばれ、門を閉じると外から入れなくなる構造
2009年3月から運行しているたま電車。明らかに鉄道マニアじゃない感じの観光客の皆さんが写真を撮っていた

 和歌山と徳島を2時間で結ぶ南海フェリーからは、淡路島が大きく見えた。乗ってる間にうろうろ歩きまわれるのは、車にも鉄道にも飛行機にもない魅力。テレビも見られる。

 徳島の眉山は、想像していたより大きかった。時間が合わなくて見られなかったが、山麓の阿波おどり会館では、阿波おどりの公演が毎日行なわれている。

 屋島はケーブルカーが廃止されて行きにくくなったが、道路は整備されているので、バスやタクシーで行くことが可能。山上の水族館は最近リニューアルされた。

フェリーの窓から、すれ違う和歌山行きのフェリーを撮影。背後の陸地が淡路島
眉山の標高は290メートルある。ゴンドラの2つつながるロープウェイが珍しい
屋島から見える瀬戸内海。逆光で島々がかすんでいたが、それがかえって幻想的な雰囲気をかもし出していた

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