「シュタインズ・ゲート」が気になってるけど最後の一歩が踏み出せないアナタに:これが私の勝手レビュー(3/3 ページ)
5pb.とNitroplusのコラボレーションによる科学アドベンチャーシリーズ第2弾「STEINS;GATE」(シュタインズ・ゲート)がとても面白い。もっとみんなに知ってもらいたくて「なんでGamezに記事がないんだ」と編集部に言ったら「じゃあ、おまえがレビューしろ」と言い返されたので、僭越ながら書かせていただくことになりました。これが、運命石の扉の選択か……。
数量限定版と通常版があるけど、なにが違うの?
数量限定版はビジュアル・コレクションとウソ発見器が付録になります。
ビジュアル・コレクションはキャラクターや背景美術の絵、登場するガジェットなどの設定画、それに制作者のライナーノーツを収めた、ハードカバーの小冊子です。ページ数は多くなく、内容もゲーム本編で登場したり、Webや雑誌などで発表済みのものを集めたといった感じです。
ウソ発見器のガジェットは、当然といえば当然ですが、おもちゃです。一発ネタとして遊ぶ以上の活躍は難しいと言わざるを得ないでしょう。なお、動作には単4乾電池2本が別途必要なので、どこかからか調達してください。電池蓋を開けるのに+ドライバーも要ります。
この2点に、数量限定版9240円(税込)と通常版7140円(税込)の価格差を認めることができればいいですが、特別に想いがない限りは通常版で間に合うでしょう。筆者は販売店が独自に付けてくれる特典を狙って限定版を複数個購入しましたが、まあ、そういう記念品的な意味合いですね、限定版って。もちろんながら、ゲーム内容に差はありません。
長々と紹介してきましたが、最後に「STEINS;GATE」を購入しようとケツイした方にいくつかアドバイスを。
- 一切の情報を遮断しなさい――実にさまざまな方法でプレイヤーに驚きを与えてくれます。シナリオの重要なネタバレはもちろん、ちょっとした演出のバレもできるだけ避けたいところです。それだけ純粋に本作を楽しんでもらいたいです。
- ボイスは消さないで――声優陣の演技力がとても高いです。とくに主人公の岡部倫太郎の演技は白眉。音声スキップせずに、声による演技の凄さを感じてください。なお、登場人物によっては音量が小さく聞きづらい場合があるので、ヘッドフォンがお勧めです。
- プレイ時間は計画的に――筆者は1周目で約30時間、全ルートクリアで約60時間かかりました。総プレイ時間よりも、一度始めると展開に眼が離せなくなり、止め時を失ってしまう点が危険です。気付いたら空が明るかった、なんて余裕です。
- ルカ子は俺の嫁
1人でも多くの方に「STEINS;GATE」の楽しさが伝えられたら、そして実際に遊んでもらえたら、このゲームを愛する1人として幸せです。エル・プサイ・コングルゥ!
「STEINS;GATE」(シュタインズ・ゲート) | |
対応機種 | Xbox 360 |
ジャンル | 想定科学アドベンチャー |
発売日 | 2009年10月15日 |
価格 | 7140円(通常)、9240円(限定) |
CERO | C(15才以上対象) |
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