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FF XIII、PS3だけで大丈夫? 「受注状況、悪くない」と和田社長

PS3の国内普及台数が少ないので、FF XIIIも苦戦するのではという見方もあるが、和田社長はFF Xを例に、その見方を否定した。

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 「プレイステーション 3(PS3)の国内普及台数が少ないので、PS3対応のファイナルファンタジー XIII(FF XIII)は国内では売れないとも言われているが……」――スクウェア・エニックスの和田洋一社長は11月5日に開いた決算会見で、こんな見方を否定した。

 FF XIIIは、国内ではPS3のみに対応。欧米ではXbox 360とPS3に対応する予定だ。

 PS3の国内普及台数は380万台といわれており、その規模からFF XIIIの苦戦を予想する声もあるが、和田社長は、プレイステーション 2(PS2)用の「FF X」と「FF XII」の販売本数を例に、この見方を否定する。

 Xは、PS2立ち上げ期の2001年に発売。当時のPS2普及台数は国内470万台だったが、Xは230万本売れた。一方、PS2が1890万台普及していた06年発売の「XII」は220万本と、Xとほとんど変わらない。

 XIIIでXと同様の装着率(タイレシオ:ソフト販売本数をハード販売台数で割ったもの)を見込むと、百万本単位の売り上げが期待できる計算だ。「PS3販売は今も伸びている。PS3とFF XIIIの同梱販売で、さらに台数が伸びることも期待できる。FF XIIIの受注状況も決して悪くない」と、和田社長は話していた。

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