初の大型アップデートで何が変わる?――「Ys Online 〜古代シーマの鼓動〜」先行プレイリポート(1/2 ページ)
12月中に大型アップデートを控える、CJインターネットジャパンが運営するオンラインRPG「Ys Online(イースオンライン)」。12月8日〜12月15日には新バージョンの一般向け先行体験会が予定されているが、それに先駆けてメディア向けの体験会が行われた。そこで明らかになった、新たなイースオンラインの魅力を紹介しよう。
新規エリアを導入――古代の秘技が眠る島、シーマ島
「イースオンライン」初となる今回の大型アップデートで、6つのエリアが新たに追加されることが判明した。追加されるエリアは“知識の神殿”、“シーマ島”、“暴れ者たちの隠居地マカン”、“力の塔”、“大地の塔”、“アルベイン寺院”。
中でも注目したいのは“シーマ島”。天空にあった都イース。その破片であり、今もなお宙に浮くこの島には、古代の神々の秘技が残されている。ゲーム中では、その技術を用いることでレア属性の武器・防具を作成できる。レア属性のついた装備品は、既存のものよりも遥かに性能が高く、冒険の心強い味方になるだろう。レア属性のついた装備品を作成するためには、新規実装されるインスタンスダンジョン“力の塔”、“大地の塔”で得られるアイテムが必要となる。レア属性のついた装備品を作るためにもぜひ訪れたいシーマ島。イースオンラインでは今後、この島を舞台に、新たなストーリーも展開されるらしい。
新規エリア開放に伴い、レベルキャップも開放される。パッケージ版等を購入し、レジストレーションコードを入力すれば、Lv85まで、コードが未入力でもLv70までレベルを上げられるようになる。新規エリア“アルベイン寺院”は侵入条件がLv75以上とされているので、同エリアをプレイするためにはパッケージ購入が必要だ。また、クエストの追加やスキルの開放なども予定されている。
超効率的なレベル上げが可能――インスタンスダンジョン“力の塔”“大地の塔”
パッケージ特典であるインスタンスダンジョン“力の塔”は全6エリア、20階層で構成される巨大な塔。塔内は暗く、幾何学的な構造物が浮いているという、なんとも不思議な空間である。このダンジョンでは先にも述べたように、レア装備を作るための素材が獲得できる他、効率的なレベル上げが可能であるとのこと。従来のインスタンスダンジョンと違い、敵キャラクターを倒しても再度出現してくるため、レベル上げには有効なの場所になるのだそうだ。ダンジョンに侵入するためにはパーティーを組む必要があるのだが、侵入さえしてしまえば、後は各個人が異なる階層でプレイしても問題はないので、レベルに開きがあるパーティーでも全く問題はない。また、「火炎の領域」「電撃の領域」等、階層によって敵の属性が決められている場所も存在する。
“大地の塔”はパッケージ購入者でなくても、鍵を手に入れれば侵入可能なインスタンスダンジョンである。こちらのダンジョンでも、レア装備の素材が手に入れられる上、効率的な経験値稼ぎが可能。“力の塔”と比べて、全7エリア24階層と若干大きめの作りになっている。
特別な関係を築き上げ、ゲームをより楽しいものに
今回の大型アップデートで加えられた新システム“結婚/離婚システム”は同様のシステムを持つ、ほかのオンラインゲームと比較しても、その個性が際立っている。結婚をするためには、結婚資金を集めたり、指輪を作成したりと妙にリアルなハードルを越えなければならない。また、離婚システムも、お互いに合意した上で離婚届を提出するものと、一方的に離婚届を送りつけるものの二通りある。後者の方法で離婚すると、ゲーム内通貨200万ゴールドを慰謝料として納める必要があるという、なんとも生々しいシステムだ。
結婚システムを搭載したオンラインRPGは数あれど、ここまでリアルな結婚/離婚システムを採用しているゲームはあまりないだろう。ちなみに結婚をすると、伴侶の元へ一瞬でワープできる機能が使えたり、キャラクターの能力をアップさせるウェディングコスチュームがもらえたりと、様々なメリットが受けられる。
続いて“師弟システム”だが、これはLv40未満のプレイヤーを弟子として迎え、弟子の成長をサポートするシステム。師弟関係を結んだ相手とパーティーを組むと、専用のバフが受けられたり、パーティーを組んだ時間などに応じて師弟ポイントというものを得ることができる。師弟ポイントは専用のショップで、アイテムと引き替えることができる。引き替えできるアイテムは、現時点ではインテンシブビルドカードの1種類のみだが、今後どんどん増やしていく予定だそうだ。また、師弟間ではメッセージにアイテムを添付できる“ショートメール”も使用できたりとメリットが大きいので、前述のインスタンスダンジョンと併せて、今後人気のシステムになりそうだ。
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