走って、飛んで、ちぎれるゾンビたちがさらにパワーと数量アップ!!「レフト 4 デッド 2」が早くも登場:「レフト 4 デッド 2」レビュー(1/2 ページ)
昨年11月にリリースされ、協力プレイの楽しさを世界中のFPSプレイヤーに知らしめてから一年、早くも続編となる「レフト 4 デッド 2」がリリースされた。たった1年でゲームはどこまで進化できたのか?
人間同士、撃ち合うだけがFPSじゃありません……戦いの相手は感染者(元人間)!!
「レフト 4 デッド」はHalf Lifeなどで知られるValve SoftwareによるFPSで、謎のウイルスに感染したゾンビがうろつく街から脱出を試みる4人の人間たちを描いたもの。プレイヤーVSプレイヤーの戦闘を軸にした一般的なFPSとは異なり、プレイヤー同士の協力プレイがメインになっているデザインの前作は全世界で250万枚を越えるスマッシュヒットを記録している。それから1年と経たないうちに新作が発表され、一部のユーザーによる不買運動が起こったことでも話題になった(参考:日々是遊戯:早すぎる続編にファン反発、3万人が「Left 4 Dead 2」不買を表明?)。
そんな話題を引き起こした本作「レフト 4 デッド 2」では、新たなるゲームマップを導入、さらにゲームモード、登場キャラクター、使用可能な武器が追加され、よりエキサイティングなゲーム体験を実現させている。なお、本作は、Xbox 360、PCのパッケージ版と、PC用のオンライン配信で販売されている。また、Xbox 360版のCEROレーティングはZ、18歳以上のみが対象となっていることにご注意いただきたい。
ルールはシンプル、「生きてここから脱出せよ」
「レフト 4 デッド 2」に用意されているモードは、住宅地やショッピングモールといったマップからの脱出を目指すキャンペーンモード、キャンペーンモードを生存者と感染者にわかれてプレイする対戦モード、アイテムの位置や味方の位置を目視しなければならない上に、感染者の生命力が高いリアリズムモード、無限に感染者が襲いかかる中で何秒耐えられるかを競うサバイバルモード、短時間で対戦プレイが楽しめるのスカベンジモード、COM操作のチームメイトとともにプレイするシングルプレイヤーモードの6つ。
キャンペーンモードは、複数のチャプターで構成されており、それぞれのチャプターで、遊園地や納屋、コンサートステージや工場と、プレイするシーンは大きく変化していく。とはいっても、基本は群がる感染者と、時折現れる特殊感染者を倒してマップを進んでいくだけ。チャプターをクリアしていき、最後のチャプターで大量の感染者が押し寄せてくるフィナーレをクリアすればキャンペーンクリアとなる。そう言われると「なんだ、単調なゲームじゃないか」と思われるかもしれないが、実はここに「レフト 4 デッド 2」のヒットの秘密が隠されている。
「レフト 4 デッド 2」には、Director(監督) AIというシステムが採用されており、プレイヤーの位置やスキルを判断して感染者が襲いかかるタイミングなどを制御している。そのめ、同じマップであっても、プレイヤーによって敵の出現パターンが異なってくるのだ。そのため、プレイ中は常に気が抜けない。最初のプレイではドアを開けても何もなかった部屋に、二回目のプレイでは大量の感染者が現れたり、といったことも起こりうる。さらには、アイテムの配置、武器の配置もプレイのたびに変わってくるため、同じマップでも何度でも楽しめるわけだ。
武器やアイテムを使いこなして生き延びる
ショットガンやサブマシンガン、火炎瓶など、様々な武器が登場する本作では、前作と異なり「近接武器」が追加されている。近接武器は、ハンドガンの代わりに所持できるもので、消火斧や日本刀、フライパンにチェーンソウとその種類はさまざま。密着した感染者を一気に倒すことができるため、乱戦時は非常に重宝するだろう。このほかにも、スコープが付属しているスナイパーライフルや、敵をまとめて吹き飛ばせるグレネードランチャー、バースト射撃が強力なアサルトライフル、オートショットガンなどが存在する。
また、前作でアイテムとして所持できた救急キット、鎮痛剤に加えて、本作では死亡した生存者を蘇生させるAED、体力と運動能力がアップするアドレナリンが追加された。さらに、火炎弾、爆発弾マガジンといった補助アイテムや、投擲用の武器として使用できる火炎瓶、パイプ爆弾に加えて、感染者をおびき寄せるブーマーの胆汁瓶が追加された。
本作では感染者から逃げ切るための武器やアイテムが非常に豊富だが、それらを使いこなせるかどうかはプレイヤー次第だ。
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