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画面がデカいから「DSi DEKA」!? 「DSi LL」の意外な没ネーミング日々是遊戯

岩田聡社長自ら社内のスタッフに直撃インタビューを行う、任天堂ホームページの名物コーナー「社長が訊く」。その中で、「ニンテンドー DSi LL」の意外な開発秘話が明かされています。

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これはこれでアリ?

 文字通り、画面が“LLサイズ”になってより見やすくなった「ニンテンドーDSi LL」ですが、一歩間違えれば「DSi DEKA」という名前で発売されていたかもしれません。任天堂ホームページに先日掲載された「社長が訊く『ニンテンドーDSi LL』」の中で、開発スタッフの一人、米山和夫氏は次のように語っています。

「実はわたし、これの名前を『DSi DEKA』にしてもいいくらいに思ってたんです」(米山氏)

 画面がデカいから「DSi DEKA」!! すかさず他のスタッフも「それは絶対にありません(笑)」とツッコミを入れますが、これを受けて聞き手である岩田聡社長もこう続けます。

「それはねえ(笑)。でも、実は宮本(茂)さんが、名前は『DSi DEKA』がいいと強く主張されていたこともあって」(岩田氏)

「(すごくうれしそうにうなずく)」(米山氏)

 ――ええええ! なんと、あの宮本茂氏も「DSi DEKA」を推していたとのこと。そう言われると、これはこれでアリのような気がしなくもなく……。

 そのほか当初の案では「DSi コンフォート」や「DSi エグゼクティブ」「DSi リビング」なども候補にあがっており、名前については「本当に難産でした」と岩田社長も明かしています。また一度、世界統一で「ニンテンドーDSi XL」に決まりかけていたのを、「日本人に馴染みやすい名前に」という理由で「ニンテンドーDSi LL」にひっくり返したのも岩田社長だったとか。メディアクリエイトによれば、発売4週間で約28万台を販売し、まずは順調なスタートをきった「ニンテンドーDSi LL」ですが、もし実際に「DSi DEKA」や「DSi エグゼクティブ」といった名前で発売されていたら、ユーザーはどう反応していたかちょっと気になりますね。

 なおインタビューは全6ページにわたっており、これ以外にも、量産可能な段階まで進んでいたものの、ついに世に出ることはなかった幻の「大画面ニンテンドーDS Lite」が存在していたこと、あえてシックな色合いにしたのは「シニア向けだからではなく、テーブルの上に置いても抵抗がない色にしたかったから」――といった様々な開発秘話が明かされています。

開発スタッフのひとり、米山和夫氏(「社長が訊く『ニンテンドーDSi LL』」より)
実はDS Liteのころから、大画面化の構想はあったのだそう(「社長が訊く『ニンテンドーDSi LL』」より)

(C)2009 Nintendo


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