六本木の「ルイーダの酒場」に、ルイーダさんが本当にいるか潜入してみた
1月28日にオープンする「ドラゴンクエスト」の世界観を再現した「LUIDA'S BAR(ルイーダの酒場)」に、ひと足早く行ってみた。
気分は癒しと仲間を求める旅人です
スクウェア・エニックスの「ドラゴンクエスト」と、ニュートンが運営する「カラオケ パセラ」とのコラボレーションにより、「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する施設「ルイーダの酒場」を再現したオフィシャルバー「LUIDA'S BAR(ルイーダの酒場)」が1月28日にオープンする。
オープン日は、ニンテンドーDS用ソフト「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の発売日でもある。“旅人たちが仲間をもとめて集まる出会いと別れの酒場”として、シリーズにたびたび登場しているルイーダの酒場なだけに、数多の旅人がドラクエ話に華を咲かせることだろう。なお、スクウェア・エニックスのゲームをイメージした店舗がオープンするのは、初の試みという点でも注目度は高い。今回はオープンに先駆けたメディア向けの内覧会ということで、誰よりも早く店舗で出されるメニューを試食しに行ってみた。
「ルイーダの酒場」の外観は、六本木という街にしっくりくる大人なデザインで、ドラゴンクエストのポスターがないと見逃すほどなじんでいる。店内は飲み物を提供するカウンターと食べ物を提供するフロアとに段差で分けらており、内装がドラゴンクエストの世界観で埋め尽くされている。基本、立ち飲みスタイルとなるものの、定員25人程度のフロアなため手狭な印象を受ける。スタッフとして立ち会っていたニュートンのマーケティング室次長・兼元知大さんに聞いてみたところ、混雑時は整理券などを配布して対応するとのこと。人気タイトルゆえ、混雑は必至だ。
ゲームユーザーの利用が多い秋葉原などではなく、なぜ六本木にオープンするのだろうか? 疑問に思いこちらも兼元さんに聞いてみたところ、ドラゴンクエストは広く一般にも浸透するタイトルだからと答えてくれた。「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」が累計415万本も出荷した例を挙げるまでもなく、30代〜40代、そして女性にも多くのユーザーを抱えているため、メインターゲットとなるユーザーが来やすい大人の街にオープンしたい旨を、スクウェア・エニックスに提案したのだそうだ。
旅人は常に腹をすかせているもの。店内に陳列されているサンプルを眺めて待っていると、店の名前にもなっているバーの顔、「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」にも登場するルイーダさんが現れた。
そう。ルイーダの酒場というくらいだから、ルイーダさんはちゃんといたのだ! しかも横にはリッカさんまでいらっしゃるではないか。「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」では、ルイーダの酒場に主人公となじみの深いリッカが働くことになる。イメージぴったりの2人から、店内のコンセプトやオリジナルメニューの説明が行われた。
ルイーダさんとリッカさんにあなたも会える?
オープン時に用意されるのは、「パッションメラゾーマ」(ウォッカ+パッソア+クランベリー+ライム)や「パルプンテウォッカ」(レッドブル+ブラヴォ+レモン)といったアルコールドリンク7品と、「ホイミティー」(ロイヤルミルクティ+はちみつ)や「エルフののみぐすり」(かりん+ゆず+コエンザイムQ10)といったソフトドリンク5品のドリンク。そして、ハモン・セラーノを使った「ドラゴンの右腕の生ハム」や七面鳥をスモークした「ギガンテスのこんぼう」、ちから(カボチャ)の種もおいしい「ルイーダ自慢のカボチャサラダ〜ちからの種入り〜」といったフードやデザート16種。これらをルイーダとリッカが紹介していく。特筆すべきはスライムをかたどった、食べるのに忍びなくなる「スライム肉まん」。そのかわいらしい目で見られると食べづらいこと請け合いなアイディアメニューとなっている。
「ルイーダの酒場」は期限限定ではなく、路面店として常設のバーとして営業していくことになる。最低でも1年は続けていき、人気を見てさらに延長していきたいと前出のスタッフは意欲を見せる。ただここで残念なお知らせがある。店名にもなっているルイーダさんだが、オープン後はちょくちょく旅に出てしまい、酒場には不在がちになるらしい……。ただ店主なので、たまに帰ってきてはゲストに笑顔を振りまいてくれることもあるとのことで、普段はルイーダの弟子たちがルイーダと同じ衣装で対応してくれるそうだ。もちろん、リッカもたまに登場する。
店舗では「ちいさなメダル ポイントカード」が用意されている。メニュー1品注文ごとに「ちいさなメダル」スタンプが押され、たくさん集めるとその枚数に応じたオリジナル景品と交換することもできる。また、発売日と同日のオープンということで、ルイーダの酒場でも「ドラゴンクエストVI 幻の大地」が販売される。
店内でのゲームプレイももちろんOKだ。Wi-Fiへの接続環境も完備されているので、毎週配信されるクエストを受信することも可能だ。ルイーダの酒場はゲーム要素も取り入れて、たくさんの来客者が来るとレベルアップしていき、オリジナルメニューなどが更新されていくという構想もあるそうだ。オープン時は混雑が予想されているので、興味にある方はある程度の覚悟をもって出かけていただきたい。そんな冒険(?)の果てに入店できれば、きっとルイーダさん(もしくは弟子たち)の笑顔に癒されながら、至福の時間を過ごすことができるだろう。
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